アルバイトスタッフを多く抱える店舗型の組織だと情報共有をする時、LINE等のアプリを使っている企業、店舗が多いと思います。
例えば、LINEで今度の販促の情報であったり、取り組んでいきたい事等々、流す方が多いと思います。
けれど、その大事な情報を流したLINE読んでくれてないといった事ありませんか?
誰しもが経験あると思います。
『LINEで流したよね!』
『何で読んでくれてないの?』
こんな会話したことないですか?
落ち着いて良く考えてください。
送る側は、仕事中にLINEを送ります。
けれど、読む側のアルバイトはバイトの時間中ですか?
違いますよね?
送る側は、たいてい店長や社員なので基本給として支払われています。
ですが、アルバイトスタッフは時間給です。
なので、バイトじゃない時間にバイトの事を勉強させる、読ませる事を強制する事は出来ないと思います。
だから、アルバイトスタッフはLINEを読んでないという事が普通だと思っています。
そもそも、送る側の人間も普段情報確認してますか?という話です。
自分が送る側になったとたん、何で読んでないの?と怒り出す。
こんな理不尽な事ないですよね。
なので、アルバイトが見てなくても責められないと思います。
じゃあ、どうやって伝えたい事を伝えるのか?
私のアンサーとしては、LINEを流すのをやめましょう。
ではなく、流すのが全然良いと思います。
ただ、流す時間は考えましょうというぐらいです。
流した後の行動が、末端まで伝えられるか伝えられないかの分かれ道になります。
何をするかというと『確認』です。
アルバイトが出勤してきた時に、この前流したLINE読んだ?と確認しましょう。
読んでたら、その場で内容の確認をします。
読んでなかったら、その場で読ませます。
この時、読んでなかったからといって、絶対に注意してはいけません。
読んできた人間も読んでなかった人間も、分からない事が無いか確認します。
疑問点が無いのを確認したうえで、業務についてもらいます。
こういった形で、流して終わりではなく、出勤した時に確認するという事が大切です。
人数が多いと大変ですが、この確認作業をする事で伝えたい事が伝わります。
伝えたい事をLINEで流しただけで伝わって、実行できるようになるのなら苦労しません。
文字で発信する時は、頭の中を整理して書き出すぐらいの感覚で考えておいた方が良いです。
最終的には、直接伝えるのが最強という訳です。
そして、配信した情報を元に教育や確認をする訳ですが、流した情報を元に指導する形になります。
という事は、考えさせることもしやすくなります。
この場合、どうするんだっけ?
なんて書いてあった?
といった形です。
やはり、読んだだけでは覚えることは出来ません。
覚えるのに一番良い方法は、アウトプットです。
質問をして答えさせて、行動に移させることで記憶として定着していきます。
すると、次第にその行動が習慣に変わっていきます。
読ませた。ハイ、やって!では出来るわけがないし、定着する訳がないという事を理解しておきましょう。
何度も確認して、注意して、やっと身に付きます。
落とし込みに苦労している方は、ぜひ試してみてください。
一昔前までは、こんな苦労というのは無かったと思います。
世の中が便利になりすぎたために、伝えた”つもり”になりやすくなっています。
スマホが普及する前までは、連絡ノートといったアナログのツールを活用していました。
その時の方が確実に情報伝達はスムーズでした。
今は変化のスピードが激しい時代です。
文明を使いこなせないと、こういった昔は出来たのに今は出来ないといった事が生まれます。
これを最近の子は・・・と片付けるのは簡単です。
私から言わせてもらうと、最近の子は・・・ではなく、最近の大人はツールを使いこなせてない。です。
使うツールと使い方を考えて変化が激しい時代に食らいついていきましょう。
<今回のポイント>
・LINEを流して終わりではなく、確認する
・読んでない前提で、出勤時に確認する
・アウトプットさせる
こういった飲食店での教育、店舗運営にお困りの方はご相談ください。
他のブログも何かのヒントになるかもしれないので、ぜひ覗いてみてください。