受注者から見た発注者は、”迷っている”のがわかる

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注文してくださる方が増えてくると、いろんな発注の仕方があるもので、とても興味深く見ています。

私のこの商品↓
これは、ご購入後すぐに作成に取り掛かれるように、購入直後にこたえていただく質問を用意しています。

・画像サイズ
・タイトル、サブタイトル
・ターゲット層
・納期
・その他 参考画像等

これらを答えていただきます。

これらの答えがスムーズだと、即作成に入ることができ、納品も早くすることが可能です。

しかしお客様の中には、初めてのご注文で、スムーズにお答えいただけない場合もあります。

当然、初めてのことで「どのように伝えればいいかわからない」「うまく言葉にできない」といった場合もあるでしょう。
そういう場合は理解しあえるまでコミュニケーションすればいいので、なにも問題はないのですが、中にはこちらの質問に答えていただけない場合があります。

例えば納期をお伺いしたときに「できるだけ早く」と言ったきり、何日後に欲しいのかとか〇月○日までに欲しいとか言ってくださらないことがあります。

これが本当に困る。。。

”早い”かどうかの基準は人それぞれで、私としては4日でサンプルを提出するのが標準なので、3日でも”早い”となるわけですが、お客様がどう思ってらっしゃるかはわからない。

そうなると万全を期して2日でサンプルを上げたりするのですが、その代わりにクオリティを下げざるを得ないということも時にはあります(時と場合によりますが)。

こういう方の場合は、ご注文内容もふわっとしていて明確さに欠ける場合が多いのです。
お客様の意図が明確に見えないと、サンプルづくりも右へ左へ迷ってしまいます。”納期を早く上げないといけない”のに”方向性もまとまらない”となり、結果的にクオリティが下がるのです。



また、ターゲット層が”20代~50代の男女”というだけで、内容もタイトルのみでイマイチはっきりしない、内容の要約や目的などもない、などの場合も困ります。
届けたい相手がはっきりしない=表紙デザインもつまらないものになりがちなんです。

なぜならば、20代女子と50代男性では好きなものも考えていることも全然違うので、同時にその人たちに刺さる表紙を作ることはほぼ不可能なわけです。

例えば、内容が「幼少期における脳の発達~パズルと右脳発達の関係性~」のようなバッキバキにターゲットの固まっている内容なら20代女子でも50代男性でも目的はひとつなのでわかりやすい表紙ができるでしょう。

しかし例えば、「初めての起業、成功させる秘訣」のようなふわっとした内容の場合、20代女子向けと50代男性向けでは全然違った表紙になります。

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このちがいは受け手側にはとてもよく伝わります。
「あ~とにかくターゲットを増やして少しでも売れるようにしたいんだな」と分かります。

正直、初めての出版の時はそうでしょう。とにかくたくさん売れてほしい。
よくよくわかります。

ですので、ターゲット層は明確にした方がいいです。
20代向けの表紙に50代が食いつくことはあまりありません。
女性向けの表紙に男性が食いつくことは稀です。

もし、どうしてもターゲットに迷っているなら、ご相談ください。

私は必ず数パターンのサンプルを作成します。
その中でターゲットを複数設定できそうであれば、例えば(①女性向け/男性向け②若年層向け/年配向け③意識高い個性派向け/流行のデザイン)など、そういった意味で違いのある数パターンを作成します。
ターゲットが明確であれば”デザインの違い”を数パターン作成します。

実際にデザインができてから比べると、ターゲットが明確になったり、自分の思いを届けたいのはどの層だと分かったりします。
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そういう意味でも一旦ご購入いただき、サンプル作成させていただくことも無駄じゃないと思います。

サンプルを見て、納得いくまで検討されたらいいと思います。
私と一緒に、最高の表紙になるように二人三脚で作っていきましょう!






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