23卒・24卒新卒採用の面接対策vol.4「“話が長い”という恐怖」

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東証プライム企業(旧:東証1部上場企業)で人事歴8年目の岩田です。
採用担当や面接官としてこれまで数千人以上の学生をみてきた私より面接合格率を向上するためのノウハウをお伝えするシリーズVol.4です。

端的に?それともこまかく丁寧に?という伝える際のジレンマ

初めて面接に臨む方が悩むのが「質問に対してどの程度詳しく回答するか」ではないでしょうか。
端的過ぎると本当に伝えたいことが伝わらないし、かといってこと話が長過ぎるのはタブーだと多くの面接対策の書籍に書かれていますよね。
こと細やかに説明しないと真意を伝えられない場合にどうしたらよいのか。その答えを先にいいます。

①端的に概要を伝える
②「〇〇について詳細をお伝えさせていただいてもよろしいでしょうか?」と確認をとる
③詳細を伝える

これだけです。
②を一言入れるだけで「話が長いな..。」という印象は持たれません。
、、と。
今回のブログで言いたかったことは以上ですが、テクニックに寄り過ぎているので、もう少し掘り下げて考えてみます。

1分ルールの御作法に縛られるな

面接対策の書籍に「回答の目安は1分」と書いてあるのをよく目にします。
確かに何分くらいが適切か?と問われたら1分という答えに異論はないです。

しかし多くの学生はこうした御作法に引っ張られ過ぎて本来の力を出せずに終わることが多いと感じます。そしてそのことに私は憂えています..。

私が声を大にしていいたいこと。それは、
ほんとうに伝えたいことは時間がかかってもしっかり伝えましょう。
ということ。

面接あるあるなのが「深掘りされることを期待して端的に答えたら別の質問に移ってしまった」ということ。
一か八か面接官に委ねずにきちんと自分で伝えきりましょう。

私の持論は「面接は会話」でしかないということ。1分ルールのような御作法的なものに大して意味はありません。

質問と関係のない話や、無駄話を長々とされるのはたまりませんが、ひたむきな想いで一生懸命伝えている学生の話が2分になったところで長いなんて思いません。(分数よりも中身。ひたむきさ。)

それと、人材育成に8年関わってきた立場からいうと「物事を端的に伝える」なんてものは入社後にいくらでも育成可能なので大して重要ではありません。

少々長くなったり、理路整然としていなくてもいいので、ほんとうに相手に伝えたいことを自分の言葉で伝えましょう。
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