長所と短所は裏表 性格に良いも悪いもない

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コラム

1.光と影、二つの側面

人は誰でも個性という名の光と影を持ち合わせています。

その光が「長所」と呼ばれる側面ならば、影は「短所」と呼ばれる側面です。

一見、相反する二つの性質のように見えますが、実はコインの裏表のように密接に繋がっています。

長所は、私たちに力と可能性を与えてくれます。

たとえば「意思が強い」とか「必ず最後までやり抜く」という長所を持つ人は、どんな困難にも粘り強く取り組み、目標を達成することができます。

一方、それが短所にもなりうる。

「柔軟性に欠ける」とか「石頭」とか「頑固」と捉えることも出来るからです。

意思が強いとか、必ず最後までやり抜くという長所は、それに巻き込まれた周囲の人にとって迷惑にもなりうるわけです。


2.コインをどちらから見るのか

コインに裏表があるように、性格にも裏表があります。

先の例のように「意志が強い」という長所の裏面には、「柔軟性に欠ける」という短所があります。

必ず長所と短所はセットになっている。

他にも「優柔不断」「決断に時間が掛かる」という短所には、「慎重」「熟考できる」という長所が隠されています。

だから、性格というコインのどちらの面を見るかで長所と短所が決まります。


3.ハローワークのセミナー

私は、ハローワークのセミナーのなかで、受講者が各自で自己アピールを作成するワークを実施していました。

そのとき毎回、受講者から「私は短所ばかりで長所がありません」「アピールすることがありません」という声が出てきます。

私は上記の説明をして、一緒に長所探しをしています。

これを私は、ココナラのビデオチャットでも実行しています。
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先日、ココナラで私が提供しているサービスをご利用くださったお客様のコメントです。

ここに書かれている『自分が気づかないような長所』とは、この短所の裏面にある長所をお伝えしました。


4.リ・フレーミング

あなたは『リ・フレーミング』をご存じでしょうか。

リフレーミングとは、物事の見方や捉え方を別の視点から変えることで、新たな解決策や成果を生み出す手法です。

心理学やコミュニケーションの分野でよく用いられ、ネガティブな要素をポジティブなものに変換したり、新たな可能性を発見したりするのに役立ちます。

具体的な例としては、コップの水の例があります。
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水が半分入ったコップを見て、「まだ半分ある」と思うか、「もう半分しかない」と思うか。

事実は水が半分入ったコップがあるだけ。

そこに見た人の「解釈」が入ることで受け止め方が変わります。

つまり、性格も解釈次第ということになります。

ちなみに解釈とは、「物事や人の言動などについて、自分なりに考え理解すること。」とあります。

短所と長所は、決して切り離すことができないものです。

短所と長所は表裏一体であり、互いに補完し合い、成長させてくれるものです。

自分自身の短所を受け入れ、味方を変えることで長所となり、より自分を成長させてくれます。

コインの裏表である性格。

光と影のハーモニーを奏でる、自分の長所と短所を受け入れ、あなたらしい人生を歩んでいきましょう。
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