こんにちは。ハルタです。
今回は、「段落の分け方についての基本」について解説します。
「どのくらい段落を作ったほうがいいの?」
「どこで段落を変えたほうがいいの?」という疑問を解決します!
では、ポイントを押さえていきましょう。
小論文で段落を分ける際の「2つのポイント」
受験生の中には、段落を無駄に分けすぎたり
逆に、段落を分けすぎなかったりする人が多く見られます。
そこで、2つのポイントを意識しましょう。
【段落を変える際のポイント】
①違う対象(ものごと)について書く場合に、段落を変える
これは「書く対象を変える際に段落を変える」ということです。
例えば「新型コロナ後の社会で変化するもの」
というテーマについて書く場合を考えてみましょう。
新型コロナ後に変化することとして
医療体制や感染予防に関する、医療・健康についてのほか、
働き方の変化や人と人のコミュニケーションの変化
について書くことができます。
これらは、それぞれ異なる対象(ものごと)について書いていますので、
それぞれ違う段落で書くことになります。
対象が変わっているのに、段落を変えずに
同じ段落で書き進めると読んでいる人が困惑してしまいますので、
対象ごとに段落を分けましょう。
段落を変えるというのは、「書く内容が変わります」という合図です!
②(主張→理由など)違う観点で書く場合に、段落を変える
これは、「主張」→「理由」→「現状の整理」…といった
「解答の流れや論理展開が大きく変わる場合に、段落を新しくする」
ということです。
しかし、すべてを別の段落に書くかどうかは「文字数」によります。
ある程度くっつけることで、読みやすい段落分けになる場合もあるので
読み手が理解しやすい段落分けを意識しましょう!
文字数の違いによる「段落数の目安」
では、どれくらいの段落数を作るのが適当なのでしょうか?
段落の数(目安)
400字程度の文章:2~3段落
800字程度の文章:3~4段落
1200~2000字程度の文章:3~5段落
これはあくまで目安です。読み手が読みやすいことが第一なので
段落数に決まりがあるわけではありませんが、
段落数が多すぎると「下手な印象」を与えてしまいます。
読み手が読みやすい、適切な段落数で文章をまとめましょう。
以上が、段落についての考え方です。
段落については正解があるわけではありませんが、だからこそ
下手な書き手の印象を与えたり、
慣れた書き手の印象を与えることもあります。
何度も添削をしてもらって、意識しなくても
自然な段落わけができるようになっていきましょう!