小論文と作文の違いってなに?

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こんにちは。ハルタです。
今回は、「小論文と作文の違い」について解説します。
受験生だけでなく、これから小論文を書き始める方も
しっかりと基本を押さえていきましょう。



「小論文」と「作文」の考え方の違い

「小論文」と「作文」はまったく違うものなのですが、
一体、なにが違うのでしょうか。

まずは、「作文」と「小論文」の根本的な違いから説明していきましょう。



【作文と小論文の根本的な違い】
作文:主観的な視点で書かれた文
小論文:客観的な視点で書かれた文

小論文と作文の一番の違いは、作文が「主観的な文章」であるのに対して、
小論文は「客観的な文章」であるということです。

「客観的な文章」というのは、筆者自身の立場から離れ、
第三者的にものごとを見た視点から書かれた文章のことをいいます。

「小論文」では、自分の感情や自分の考えを抑え、客観的な事実やデータ、
また、それに対する自分の考えや主張を書く必要があるのです。
自分がそう考える客観的な理由や、第三者を納得させられる説明を述べましょう。


☆作文と小論文の比較

【作文】⇔【小論文】
(主観的)⇔(客観的)
(感情・考え)⇔(事実・見解)
(思いを伝える文章)⇔(説得力ある文章)


簡単にまとめると、以上のような違いが見られます。

「小論文」を書く際には、「客観的な文章」をいつも意識して書くことが必要です。
たとえ、テーマが個人的なことを聞く問題だったとしても
「作文」のように「自分がどう感じ、何を思ったか」だけを主観的視点で書くのではなく、
「自分が体験したことが客観的にどういう意味を持つのか」
「そう自分が考える客観的な理由はなんなのか」など
客観的な視点で、「自分から距離を取って」書きましょう。



以上、「小論文」と「作文」の違いを簡単にまとめてみました。

頭の中でまとまっていても、
文章ではうまく表現できないということは多々あるので、そういう人はとりあえず書くことを続けてみることが必要です。
自分の欠点を知り、それを克服するために書く経験を積んでいけば、
自然と文章はうまくなります。
そのためにも、必ず、先生や専門の人に添削してもらいましょう!





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