こちらは「ココナラ電話相談をやってみた話①」の続きになります。
前回の記事はこちら。
ココナラ電話相談をやってみた話
2.なにもない
副業を始めるにしても、いったいどれに手を出せばいいのか……。
いろいろと悩みました。
コンビニのアルバイトも悪くはないけれど、できれば在宅ワークがいい。
となれば、なんらかのスキルを身に着け、それを活かす必要がある。
リベ大(リベラルアーツ大学)の動画でいろいろな副業があることはわかったけど、どれも難しそう。
WEBライター……文章をうまく書ける自信がない。
動画編集……もっと無理そう。
せどり……誰でもマネしやすいのはいいこと。でも、いろんな店舗を歩き回るのはしんどい。あと、買ったものを一時的に部屋に置くスペースがなさそう。
転売……なんかやだ。
副業をしたいと思っている割に、わがままばっかり。
我ながらひどいな、と思います。
そこで自分の得意なことから逆算して、できそうな仕事を探すことにしました。
しかし数分間、頭をひねって出てきたのはたった一つ。
「人と話すことが得意」ということだけ。
昔から人と話すことだけは、ちょっと得意でした。
人見知りはしないし、相手の話を広げるのも、自分が話すのも好き。
初対面の人とでも1~2時間なら話し続けることができる。
でも、それだけ。
他にはなにもありませんでした。
大した学歴もなければ、特筆すべき才能もない。
これといった資格も、やっぱりない。
どうしたものかと悩んでいたとき、ふと、昔観たテレビ番組のことを思い出しました。
たしか「めずらしい副業特集」のような企画で、世には知られていない、変わったお仕事を紹介するという内容。
そのなかの一つに「愚痴聞き屋」とかいうのがあったっけ……。
「人の話を聞くだけなら自分にもできるんじゃないか」などという甘い考えから、さっそくGoogleで検索してみることに。
そうすると、いくつかのサイトが候補に挙がりました。
しかしそれらのサイトに表示されていた売り文句は、以下のようなもの。
「人生経験豊富なカウンセラーが、あなたの悩みを優しく傾聴します」
「恋の悩みなら私たちにおまかせください」
「スピリチュアルカウンセラーが、あなたの人生のゆくえを霊視します」
自分には豊富な人生経験も、恋愛相談への対応力も、スピリチュアルな力もない。
そして求人のページを見てみると、「要面接」の三文字。
私のような若輩者のサラリーマンに、受かるはずがない。
「だめだこりゃ」
そう言いつつベッドにダイブしたのでした。
パート③はこちら。