安易な盛り盛り家づくりにはご用心!

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余談ですが
今日は、先日友人と美容について女子トークしている時に
ハッと面白いことに気がついてしまったんです。

「家づくり」って美容とよく似てる~~!ってことに。

ほとんどの人(特に女性は)
いくつになっても若い頃のままでいたい、
できれば美しくありたいという気持ちから
美容に少なからず関心があります。

そしてせめて現状維持しようと
日々、年齢に抗う努力をしているわけです。

もちろん私もそのうちの1人。
押し寄せる老化に必死にもがいています。

で、同年代の周りを見回してみると
流行りにのっかり
ネイルをしたりまつエクしたりキラキラとアクセサリーをつけ
盛りに盛っている人がいるわ、いるわ。
みんな、結構やってるなぁ〜って感心します。

でも、ふと冷静に考えてみると
それでは本当の意味で根本解決にはなっていないのではないかと
私は思ってしまったわけです。

私が憧れる素敵な人だなと思えるのは
あれこれ着飾り盛るのではなく
例えば
素肌そのものが行き届いた手入れをされている美しさ。
素材の良いシンプルなシャツを着ているだけでオシャレに見え
生き生きと毎日を過ごしている人。

心も体も健康でそれが内面から滲み溢れている人って
その人そのものに奥行きがありとても素敵で美しいと感じます。
人生を有意義に過ごされているのだろうと想像できます。

つまり基本的な部分が整ってなきゃ
どれだけ着飾り盛っても
本当の素敵は人とは違うんじゃないかということです。

これって「家づくり」に置き換えた時
同じようなことが言えるなって私は思ったわけです。

家づくりをするとき
SNSで発信されている見た目の映える印象ばかり気にして
自分本来の「暮らし」そのものに目を向けていなかったら
長く心地よくは暮らせないのと同じではないかと。

家づくりをはじめると
間取りや動線だけでなく
色んな部材の素材や質感を選んでいくことになります。

よくあるのは
SNSの画像で「これと同じものにしてください!」と
安易に影響され選んでしまうこと。

SNSで発信されているものの中には
写真でみると良く見えても
実際に見ると本物に似せた奥行の感じられないフェイクだったりします。
画像ですから色加工されていることだってあるのです。

これから先、長い月日その家で暮らすということは
写真の中の世界ではなく、
実際に毎日その空間で過ごし
それらを間近で見たり触れたりすること。

見栄えももちろん大事ですが
写真で映えるだけで選んで本当にいいのかと
私たち建築士からすれば不思議に思うわけです。

出来れば・・・・というより必ず
まずはそれらをきちんと実際に見て手に取り
自分の感覚で確認してほしい!

画像で映えるように見栄えだけ飾り立てても
それは表面上の薄っぺらい空間でしかなく
本当の意味での豊かな心地よい暮らしはできません。

おそらく
一生に一度の高価な買い物の「家づくり」。
あなたの人生そのものと考え
厳しい審美眼で選んでほしいと願います。

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