高齢者の脱水症について

記事
コラム
✥✥✥脱水症を繰り返さないためには…✥✥✥

一人暮らしん父が脱水症で入院しました(´-ω-`)

大事には至りませんでしたが…

その後もなかなか水分補給をしてくれません(ノД`)・゜・。

このままでは、また脱水症をおこしてしまうんではないかと心配です

父に水分補給をしてもらうのによい方法はありますか?


✥✥✥習慣的に水分を飲めるような生活のリズムを整えてあげましょう✥✥✥

高齢になると喉の渇きに対する感覚が弱くなる傾向があり

熱い季節だけでなく一年中脱水の恐れがあります(;゚Д゚)

また"喉が渇いた!"という感覚が弱くなることから

自分から飲み物を口にする機会も減ってしまいます(◞‸◟)

まずは食事のタイミングで意識的に水分補給を促すなどの方法を

取ってみてはいかがでしょうか(´ー`)

また、お父さまが水分補給に積極的でないことについて

一度、理由を尋ねてみることも大切です!

「トイレが近くなるのが嫌」「お茶ばかりいらない」

など喉が渇かない以外の理由があるかもしれません

理由を尋ね、その上で水分を口にしやすいような工夫を

考えてみるのも良のではないでしょうか(=゚ω゚)ノ



水分補給は喉を潤す、脱水を防ぐというだけでなく

身体を守るために必要な様々な働きを休むことなく続けるために不可欠です!

■血液を循環させる

からだの中を巡る血液は、食べ物からとり入れた栄養素や酸素を

からだの隅々まで運ぶ役割があります

血液成分のうち90~95%は水分でできています

■体温の調節機能

汗は皮膚の表面から水分を蒸発させ、同時に熱を放つことで

体温が上がり過ぎないよう汗をかいて体温の調節を行っています

もちろん冬場は、暑さによる流れる汗などはありませんが

夏と同様に皮膚の表面で水分が蒸発しています

■老廃物をからだの外へ出す

からだの中で作られた老廃物を集めて血液で運び、尿として排泄します

しかし、水分摂取が不足するとからだの水分量を保つため

尿を減らしてしまうため老廃物がたまりやすくなります

脱水になると次のような健康上のリスクが考えられます(=゚ω゚)ノ

■筋力低下

水分を蓄える筋肉量が減ることで、転倒による骨折

寝たきりへの危険性が高まります

■熱中症

高温・多湿の環境で脱水となり体温が上昇します

これにより汗とともに体内の水分が失われます

■脳梗塞・心筋梗塞

脱水により血液濃度が増し、血管が詰まりやすくなります

の他、糖尿病や高血圧などの悪化につながることも考えられます

水分不足の原因と対策

■一日に必要な水分量が分からないとき

高齢の親に対し「水分補給に気を付けてね」と言っても

一日にどれぐらい必要か分からない方も多いと思います

高齢者の一日の水分摂取量は、薬を飲むときの水

お茶などの飲み物なども含めて1500mlが目安ということを伝えましょう

■水分量を計るのが面倒なとき

毎回の水分補給ごとに水を量るのは面倒です

一日に必要な目安を把握するため、水を入れた500mlペットボトルを

本用意し、順次飲み干していくとわかりやすいでしょう

た、ポットに水を入れて目安にするのもよいでしょう

■水分補給のタイミングがわからないとき

加齢とともに、喉が渇く感覚が弱くなるため

いつ水分補給をすればよいかを伝えましょう

高齢者の水分補給のタイミングは

①朝起きた時、②朝食、③昼食、④夕食、⑤入浴後、⑥寝る前

がおすすめです(=゚ω゚)ノ

コップ1杯を150mlとした場合

上記の①~⑥で900mlの水分補給が可能です

紙に書いて目に付くところへ貼っておくなどし

分補給が習慣化できるよう促しましょう

■食事でも水分補給を意識してもらう

食事中にみそ汁やスープを飲むことも水分補給の一つです

ただし、高齢者にとって食事の準備はひと苦労です

そのときは、お湯を注ぐだけで簡単に作れるみそ汁やスープを

常備しておくとよいでしょう。冬場は水分補給だけでなく

素早くからだを温める効果もあります

ただし、塩分のとり過ぎにはご注意ください



また水分補給が苦手な方の中には、「水ばかりをたくさん飲めない」

という方もおられます。特に、お茶やコーヒー

アルコールやジュースなどの嗜好飲料を飲む場合は注意が必要です!

コーヒーや紅茶、濃い緑茶などには覚醒作用

利尿作用のあるカフェインを多く含みます

中にはそれぞれによい成分も含まれますが水分補給のために

こればかりを積極的に飲むことはおすすめできません適量を楽しみましょう

お茶を選ぶときはカフェインの少ない「ほうじ茶」「煎茶」

「玄米茶」などがおすすめです♪


ビールや日本酒などのアルコール類は、利尿作用が強く

水分がからだに残りにくいため、水分補給としての役割には適しません

嗜好品として適量を楽しみましょう!


果物のジュースや糖分を多く含んだ炭酸飲料などは

確かに水分ではあるものの、糖度が高く血糖値の上昇に影響します

飲み過ぎると、俗にいう「ドロドロ血」状になる恐れがあります(´-ω-`)

これは、脳梗塞や動脈硬化といった病気を引き起こす可能性も

考えられるため、甘いジュースは水分補給としての役割には適しません


注意が必要な飲み物を紹介しましたが

飲んではいけないというものではありません!

主な水分補給には適さないというものなので

カフェインの少ないお茶や水を主な水分補給にし

気分転換や飽きないように水分を取るためには好きなものを

美味しく楽しく飲まれるのは良いと思います(*´▽`*)



高齢者の水分補給は、つい「喉の渇きが起きてから」

「渇きがなければ飲まなくても大丈夫」と思いがちです

しかし「喉が渇いてから」では

からだのSOSに間に合わないかもしれません(;゚Д゚)

命を守るうえで水分補給が食事と同じくらいに

大切であることを高齢者に促しつつ、言葉だけでなく手軽にとれる

工夫や習慣的に水分を飲めるような生活のリズムを整えてあげましょう♪

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