お酒が飲めないホステスだった私の「あるある」

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こんばんは、玲那です。

帰宅すると途端に仕事モードOFFになって映画ばかり観ているのですが、どうやらココナラブログだけは書けるようです(笑)

さて、15年にわたってホステス業をやっていましたが、実は1滴もお酒が飲めません。見た目は「日本酒1升くらい軽く飲みそう」だとか「冷酒ならザルでしょ」とか言われますが、奈良漬けで2週間寝込む自信があります。

そんな私が現役時代にお客様方から言われていた「あるあるセリフ」をご紹介したいと思います。



■練習すれば飲めるよ!

はい出ました、飲めない人なら1度は言われた経験を持つであろうこの言葉。この後には必ず「俺も最初は弱かったけど今は〇〇くらい飲めるようになった」だの「俺も飲めなかったけど仕事で鍛えられた」だの続きます。

いやいや、それはもう【もとから飲める人】なんですよ(大声)。

単に飲む習慣がなかったというだけで、もともと体質的には飲める人なんですよね。こちとら『生まれながらにアルコールを受け付けない&分解してくれない』という身体なんですわ!!と毎回思っていました。

でもこのセリフを言う人に「世の中には医学的にアルコールを受け付けない人がいる」という現実を理解しようとする人はいません。どんなに話し合っても分かり合えない・・・何だか場末の恋愛ドラマみたいです。



■飲めないならホステスなんか辞めろ!

はい、こちらも数えきれないほど言われました。これはもう、今でも毎回思うのですが・・・

ホステスの仕事とは、お酒を飲むことではないのです(力説)。

もちろん、一緒に飲んでほしい、一緒に飲みたいという気持ちは重々理解していますし、とてもありがたいことです。私も数えきれないほど「一緒に飲めたらどれだけいいか」と思いました。

特に、いろんなことがあって肩を落としているお客様とご一緒させていただくと、飲めない自分を恨めしく思ったものです。一緒にグラスを傾けられたらどんなに良いか・・・と何度も思いました。

でも、ホステスの仕事は「お酒を飲むこと」ではないのです。

会話を通して、または空間を通してお客様に楽しんでいただくこと、お客様の社交のお手伝いをすること、お客様の抱える重荷を少し分けていただくこと。それがホステスの仕事だと私は思っています。

ガンガンお酒を飲む女性を好まれるのであれば、そういう女性を選べば良いだけの話。なぜ「ホステスなんか辞めろ」とまで言われなければならないのか。謎です。しゃべらないならホステス辞めろ、のほうがしっくりきます。

余談ですが、飲めない私に火のついた煙草を投げつけた方もいらっしゃいましたね。「お酒が飲めれば他人に火傷をさせてもいい」という特権でもあるんでしょうか。これまた謎です。



■俺の酒が飲めないのか!

これは西日本のご年配に多いかもしれません。あまり関東方面では聞かないので、関西や九州での「あるある」かもしれませんが、毎回思います。

あなたが天皇陛下でもローマ法王でも飲めないものは飲めません(キリッ

まあそもそも天皇陛下やローマ法王は「俺の酒が飲めないのか!」といった野蛮なことはおっしゃらないのですけれどね。まさに下々の臭いが漂います。何様なんでしょうか。オレ様なんでしょうね、分かります。

こういう方を上司に持つ方々は、大変なご苦労をなさってらっしゃるだろうな・・・と思わず憂いてしまいます。会社でもこうやってオレ様風を吹かせているかと思うと、天罰が下ればいいのにとすら思います(神様ごめんなさい)。

完全にパワハラですから、コロナを機にずっとソーシャルディスタンス&自粛&リモート出勤でお過ごしいただきたいですね。すぐ大声を出すので飛沫もよく飛びますし。



■シラフの子がいるとやりにくい

「酒の席でやったことでもシラフの子がいると全部覚えてるからやりにくい」ともよく言われました。でも私はいつもこう思っていました。

そんなにあなたに興味ありません(毒)。
覚えていられると困るようなことをするつもりですか(睨)。

こういう人に限って「え、言ったじゃん、覚えてないの?」だの「ちょっとしたことでも覚えてるのがプロだろ」だの言ってくれます。忘れてほしいのか、覚えててほしいのか、はっきりしていただきたいです。

お酒に酔って少し羽目を外すことはあるし、お酒が入ったからこそ言えることもあると思います。そこはホステスですから、覚えていても忘れたフリをしたり、多少のことは見なかったフリをします。

でも、誰かに記憶されると困るような飲み方をする前提なんですよね、このセリフを言う方って。

それはつまり、女性が嫌がるようなことをするってことです。ええ、シラフなので全部覚えています、ごめんなさい。不快な方の記憶って、不思議と消えないんですよね。

普段は理性でコントロールできているだけで、酔ったときに取る言動はその人の本質だと思います。触る人は「酔ったから触る」のではなく、もともとそういう願望がある人です。みなさん気をつけましょう。



■飲まないヤツがいると場がしらける

最後にこちら。「飲まないヤツがいると場がしらける」というセリフも、数えきれないほど言われました。が、ワタクシ、こう自負しております。

飲むしか能のないホステスより私のほうがはるかに盛り上がります(毒)。

未だに私がお酒を飲めないという事実に気付いていないお客様もいらっしゃるくらいです。1滴も飲んでないのに「いつも機嫌よくほろ酔いでいいなあ」と言われます(なぜでしょうか笑)。

このセリフを言う人に限って、飲めるホステスがお相手しても「喋らないからしらける」と言う。結局、飲めようと飲めまいと関係なく何かしら文句を言いたい!という自己紹介を受けたんだわ、と受け止めています。



・・・といったことが、飲めないホステスだった私の「あるある」でした。もちろんこういった方々は一部で、大半のお客様は飲めない私を尊重してくださっていました。本当にありがたいことです。

ご理解くださった方々には足を向けて眠れないので、今晩からは難色を示した方々に足を向けて休みたいと思います。時節柄、ブーツで蒸れた足かもしれません。なにとぞご容赦くださいませ。


長文にお付き合いくださりありがとうございます。思いがけず熱が入ってしまいました(笑)お酒は『楽しい』と思えるところで控えましょう^^



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