転職前に振り返りたいキャリアアンカーとは?

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転職でミスマッチを防ぐ大事なこと


転職には、勢いも大事ですよね。

しかし、勢いだけで転職してしまうと、入社後にこんなはずではなかった…とミスマッチに気づくこともあります。そうなってしまっては後の祭りです。

以前の記事で、「適職に出会うために絶対考えるべき3つのこと」を紹介させていただきました。

今回は「価値観」を表すキャリアアンカーについて紹介させていただきます。


一番大事?!キャリアアンカーとは

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「アンカー」とは、船を係留する「いかり」のこと。
「人がいつどんなときにでも立ち戻る、不変の価値観」という意味がこのアンカーに込められています。

キャリアアンカーはエドガー・H・シャインという大学院教授によって唱えられ、種類は8つあると言われています。

1、専門家タイプ
2、マネジメントタイプ
3、自律・独立タイプ
4、起業家タイプ
5、社会貢献タイプ
6、生活とのバランスタイプ
7、挑戦タイプ
8、保障・安定タイプ
※本来の呼び名から少し意訳しています。

例をあげてみましょう。「自律・独立」というキャリアアンカーを持つ人が、上司の指示に従うだけのルーティンワークに就いているとします。

人生には様々な外部要因もあります。今は仕方ないと折り合いをつけ、働き続けることもできるかもしれません。しかしキャリアアンカーはとても変わりにくく、いつかアンカーとの「距離的ずれ」に耐えられなくなる可能性が高いと言えます。

その人は本来の能力や前向きさを発揮できず、本人も会社にとっても不幸になってしまうかもしれません。

キャリアアンカーを知るには

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では、自分のキャリアアンカーを知るにはどうしたらよいでしょうか?

年代によってもその方法は異なります。

キャリアアンカーは仕事経験や、他者から受けるフィードバックによってはっきりと見えてきます。大学生や経験の浅いビジネスパーソンは機会を柔軟に迎え入れ、まずは色々と経験してみることが大事だと思います。

ある程度経験を重ねていくと、キャリアアンカーが明確になってゆきます。判断する基準としては、以下の部分に注意を向けてみるとよいでしょう。

・やっていてうまくいくこと、いかないこと
・誇りを感じること、そうでないこと
・能動的に取り組みたいと思うこと、受動的に行っていること
・自分らしく働けていること、そうでないこと

日常の心持ちでいうと、毎日仕事に行くのがワクワクする、仕事の事前準備が苦にならない、チャレンジすることに恐怖感を感じない、これらの心理状態であれば、キャリアアンカーに近い環境で仕事ができているといえます。

行動はいつからでも遅くない

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ところで、自分のキャリアアンカーにうすうす気づいている人は多いのではないでしょうか?

問題は自分を取り巻く外部要因です。

家族がいる、家のローンがある、行動するのには歳をとってしまった、、、、

様々な理由をみつけ、キャリアアンカーから離れているとわかっていながら毎日を過ごしている人が大半なのではないでしょうか。

先日、オリラジ中田 敦彦さんのYoutubeで「転職2.0」という動画を見ていました。その中で中田さんは、現代のビジネスパーソンにとって一番よくないことは我慢することだと語っていました。

キャリアアンカーはそうそう変わりません。
自分を無理に納得させていても、いつかは「いかり」の場所へ戻されます。

行動を起こすことは勇気がいります。しかし、どうせ戻るのなら一日も早く「いかり」の場所へ戻ったほうが、後々人生を振り返ったときに、「よかったな」と思えるのではないでしょうか。

行動はきっかけと意志さえあれば誰でもできます。
そのきっかけをつくるお手伝いができればとよいなと、常々思っています。

※キャリアアンカー明確にし一歩踏み出しませんか。ご相談はお気軽に♪





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