夏といえば・・

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※(29) 過去に掲載していたものを、改正して再投稿。



ただ読むだけでは、誰にも何も起こらない。。

私と弟に、多少の体調異変があるだけ…



長い間、思い出したくなかった体験談・・・

過去に、あるタレントさんが
怖い話系ビデオ(TVでも放送済)に出演して、紹介されていたお話。


家族で都内〇〇島に、夏の旅行に出掛けた。
快晴の日でも、津浪注意報が出され、
島内遊泳禁止。
6~7mの大波が堤防と、岩場を打ち付けていた。

近くに40代の男性と、若い女性の旅行のカップルがおり、
大きな荷物を地面に置いて、二人でその前にしゃがみ込んでいた。


丁度・そのカップルを、後ろ背にして、
我々家族は、記念写真を撮っていた。

立入禁止の札と、鎖があるのを無視した弟が、
あまりにも優雅で美しく、
虹が出来るシャワーのような大波と景色に魅せられて、
堤防へと向かって行った。

私も弟も、冒険心とチャレンジ精神が、旺盛だったのだが、
なんだか、妙な予感があり・・
私は弟と一緒に、堤防には向かわなかった。



弟の後を追うように、
そのカップルが大波シャワーの中を、気持ち良さそうに歩き、
堤防の方へと坂を降りて行ったのでした。




すると、
地元の漁師達が、私の前に現れて、
「あそこは危険だと、訴えてきたので、
私も分からぬまま、漁師達と一緒になり、
大声を張り上げ、弟に戻れと指示をした。



何事もなく、弟は私の前に戻ってきた。
叱る漁師達に弟は
あのカップル達には、戻るように言わないの
と、岩場の陰の方を指差したのだった。

焦る漁師達がすぐに、
海岸レスキュー隊に応援を求めたが、
時は遅し!

30分くらいした後、
応援の沖網漁船が、カップルの遺体を引き上げた。











私たちは地元の警察へと行き、調書を取らされた。
都内から訪れた、会社役員のカップルであったと
その時、知らされた。




























今でもそのカップルを、
私たちは心の中で祈る想いで、生活をしています。








その時の記念の、家族写真には、
確実に後ろに写りこんでいたはずの、カップルは写っておらず、



大きな荷物だけが、無造作に写っていました。
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