無題

記事
コラム

※(12) 過去に掲載していたものを、改正して再投稿。






夏祭りになると想い出す




㊥2の頃の想い出…








浴衣を着て…

地元の夏祭りの後に クラス男女⑮人位で、
小学校の敷地の中で 肝試し大会をやろうということになった



男女カップルになり、
真っ暗な校舎の裏道を通らなくてはいけない


わたしは、クラスでもほとんど
話した事のないA君とペアになった





ひとカップルずつ 校舎の裏道を
懐中電灯ひとつもち 一周歩いてくる



学校の裏手には、
昔から在る霊園もあり、かなりスリルはある





わたしはこの“て”のお化け屋敷や怪談話が大の苦手だった




参加したくなくても、帰れない状況の中で…
肝試し大会は始まった





ペアになれなかった男子が、
どこかに潜んでいて、驚かす仕組みになっていた








スタートの時は、手を繋いでいないカップルも
女子がほとんどハンベソで、
しっかり2人は手をにぎったまま帰って来た



A君とわたしの番になり、
先にA君が歩き、その後にわたしが付いて行った



かなりスリルがあって…

普段話した事もないのに、黙っていると


怖くて…
適当な話をしながら事が過ぎていった






途中驚かされて、
相手に抱きついたり、手を繋いだりすることも無かった

















肝試しが終わって…




他の女子が

A君の事どう思う?

と聞いて来た



わたしは…

別にどうもしないけど…どうして?


理由はわからなかったけど答えた




そうなんだ…
 A君えつこちゃんの事好きなんだって~!気付いてた?



ええ…?
 でも、わたしA君の事好きじゃないよ!


わたしの好きな人は別にいたから
なるほど…
肝試しの相手がなぜ?A君という理由がわかった




直接告白された訳ではないが…

間接的にお断りをしたようなもの










来月の林間学校のキャンプファイアでのカップルで
踊る相手を決めるのに、みんな悪戦苦闘していた


わたしの好きな人は、別の女の子とペアとなり…




結局…
わたしは、失恋となった


















でも、わたしは
無理やりカップルをつくらなかった






























夏祭りになると想いだす…

s9tOXZ0AHbtz4vy1603514805_1603514842[90].png

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す