相手の本質部分を愛してあげる必要は、恋愛をしていく上ではとっても大事です。私はなによりもいちばん大切だとも思っています。
たとえば宝石のサファイヤに対して、
「どうしてあなたは青いの!? もっと赤く出来ないの!?」
と言ったとしても、サファイアからするとどうにもできないことなんです。
サファイヤが青いのは個性です。その個性を批判したり指摘をしたとしても簡単には変えられないことですし、相手からすると、
「自分の青い部分を愛してほしい」
とも想っているんです。
それがたとえ相手にとってのウィークポイントであったり欠点であったりしたとしてもやはり同様なんですね。
良い部分も悪い部分もすべててひっくるめての、相手なんですね。
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人にはどうしても苦手な分野ってあります。もちろん得意な分野もです。
人と人が手を取り合って歩んでいくということは、それぞれの得意なことをしてあげるということでもあります。平たく申し上げると、補い合う、支え合うという言葉でもよいかと存じます。
彼の個性を殺すことなく、ご自身の理想とする恋愛観であったり価値観であったりの枠に無理にはめ込もうとせず、ありのままの相手を愛してあげることがもしかしたら大切なことなのかもしれません。
サファイアに対して、
「あなたのその青いところが、私はとっても好きよ」
と言ってあげたら、サファイアは嬉しくなってもっともっと輝いて、あなたの歩む道筋を照らそうと努力してくれるかもしれません。
照らされた光は青くて見づらいかもしれません。
でも、それもサファイアの個性なのです。