「ストレス」を感じない人はいないと思います。
しかし、「ストレス」は視覚化したり数値化できません。
このため、「どんなことがストレスで」、「どのくらいたまると」
調子が悪くなる、という経緯が明確化できず、
また人や場合によって異なることとなります。
「ストレスがたまりすぎて、これってうつ?」とか
「調子が悪いのは、ストレスがたまりすぎてるからだろうな」
などと気づけると、対処の工夫もできますが、
上述のように目に見えるものではないですし、
「このくらいでめげちゃいけない」「もっと頑張らなきゃ」と
さらにストレスを抱え込み、にっちもさっちもいかなくなることって
誰にでも起こりうると思います。
まずはストレス元を明確化し、
ストレス減をはかることが必要です。
そのためにはまず、
ストレッサー(どんなことがストレス元か、自分にとってのストレスの正体を探る)
ことと、
ストレス反応(ストレスが自分の気分、行動にどのように影響を与えるか)
を整理することが大事です。
その上で「ストレスに負けないための対処」を
考えることが必要です。
「ストレスに負けないための対処」は一見簡単そうですが、
前項でお話ししたように、単なるポジティブシンキングだけでは
より悪化してしまうこともあるでしょう。
(例えば、「大丈夫だって、考えすぎだって!」とか、
「くよくよしすぎたよ!」とか、
人から無責任に励まされると、つらくないですか・・・?)
これまで書いてきた通り、ストレスの「認知」は人によって
異なります。
まずは自分のパターンを振り返ることが、ストレスと上手に付き合う
第一歩です。
そのお手伝いをさせていただきたいと思っています。