No. 10 転職を考えたキッカケ(キャリアの転機を迎える瞬間)

記事
ビジネス・マーケティング

こんばんは。
昨日のニュースで、高卒で入社した社員の4割は3年以内に退職するというニュースを見ました。

私も転職サポートを長く続けておりますが、最近は20代の方のご依頼が増えてきました。

以前は、やはりお金がかかるということで、敬遠していた方も多かったように思いますが、世の中の考え方も変わっているのでしょう。

最近は「タイパ重視」という言葉もあるように、何にお金をかけるべきかの価値観も変わってきているのでしょうね。

・はじめに

さて、本題に入りますが、転職を決意するキッカケにはどのようなものがあるかを考えてみたいと思います。
今回は私の経験上の話しをメインにしていきたいと思います。

大きく分けて5つの理由が考えられます。人によっては、複合的な理由で転職を決めたという人もいます。
もし、現状の職場に何らかの不満を抱えているようでしたら、転職を考えてみてください。
それでは具体的に紹介いたします。

1.  キャリア成長への渇望

現在の職場で成長の限界を感じたり、新たなスキルや経験を求めたりすることが転職の大きな動機となることがあります。

例えば、出世が見込めない状況であったり、これから何十年も同じ仕事をしなくてはならない状況も当てはまります。

20代後半から30代前半の方は、この理由で退職を考えることが多いのではないでしょうか。

やはり30代の半ばに差し掛かると、転職が難航する可能性は高まります。そういった状況になる前に、自分の専門性を高めておくということは当然必要なことです。それを考えると、キャリアアップのために転職をするということは素晴らしいことだと思います。

2. 価値観の変化

やはり人間なので、年を重ねたり、結婚や出産などライフステージが変化すると価値観も変わっていくものです。

例えば、若いときは「収入重視」だったのが、家庭を持つことにより「ワークライフバランス重視」に変わっていくことはよくあります。こちらに関しても、20代後半から30代前半の方がこの理由で退職を考えることが多いように感じます。

また、子育てがひと段落した40代後半や50代前半の方もこの理由で転職を考える方も多いように思います。

この場合は、かねてから関心のあった業界にやっぱり挑戦してみたい、というアグレッシブな考え方を持っている方が多いです。

40代後半から、異業種や異職種へ挑戦することはとても大変なことですが、こういった方は生き生きとされているので、サポートのし甲斐があります。

また、社会的意義のある仕事を求めるようになって、民間→公務員へ転職する方もいらっしゃいます。公務員にも中途採用がありますので、興味があれば調べてみてください。

20代前半の方で多いのは、「思っていたような業界じゃなかった」、「思っていたよりきつかった」、「この仕事をずっと続ける姿が想像できない」という理由が多いです。

ただ、20代前半でそれに気付けて、転職に踏み出せたということは素晴らしいことだと思います。他の道に進むということも場合によっては必要です。他の道に進んで、再度戻ってくるという方もいらっしゃいます。自分の適性を見つけるために転職するということも良いと思います。

3. 組織文化との不一致

年齢問わず、転職理由で最も多いのはこれではないでしょうか。
主な具体例は下記3つですかね。
・職場の環境や文化が自分の性格や働き方と合わない
・職場内の人間関係に不満がある
・管理スタイルが原因でストレスを感じる

「人間関係の不満」これはあるあるですよね。
ある程度、社会人経験がある人であれば、少なくとも人生で1度くらいは人間関係の不満はあるではないでしょうか。

大きな会社であれば、異動などで関わらなくなることもあるでしょうが、中小規模の会社だとそうなるとは限りません。
仕事はとても好きだけど、人間関係で辞めざるを得なかったという方は多いでしょう。これは本当に悔しいですよね。

人間関係の不満のイメージとしては、
「上司に不満がある」「同僚に不満を持っている」「経営陣に不満を持っている」というケースを想像しますが、最近は「部下に不満を持っている」とケースがとんでもなく増えているように感じています。

最近はハラスメントに関しては厳しいので、上司もなかなか部下に物を申せないという状況も多いでしょう。そういった状況を打開するために転職を考える方も多くいらっしゃいます。

4. 地理的な理由

家族の事情やパートナーの転勤など、地理的な変化が転職の理由になることもあります。新しい場所での生活に適した職を探すことが必要になることがあります。

あとは、思っていたよりも会社が遠かったというのもあるかと思います。
入社前は、「片道1時間なら余裕だな」と思っていたとしても、実際に通勤してみると、毎日満員電車で朝は各駅停車の電車しかなく想定しているより時間がかかる、という状況もあります。

そういった理由で転職を考える人もいますが、これは入社前にある程度避けられることです。

もちろん、入社後に異動や転勤があった場合はなかなか難しいですが、異動や転勤が無いような仕事であれば、事前にどのくらいの通勤時間がかかるか、電車の混雑具合はどうか、などは最低限確認したいところです。

5. 経済的な理由

当たり前ですが、お金を稼ぐために我々は働くわけです。
そのため、昇給や昇進の見込みが少ない、安定した収入が必要など、経済的な安定を求めて転職することは当然あります。

もっと多く稼ぎたいという想いから、転職を考える方も多いですが、その場合は以下の2点が重要です。
・とにかく総収入をいまよりも増やす
・総収入だけでなく、時間単価を上げる

総収入が増えた理由が、例えば勤務時間が増えた(残業時間が前よりも増えた/休日数が減った)ことに起因するのであれば、根本的な解決になっていないように思います。

つまり、収入の増加を目指して転職するのであれば、「時間単価を上げつつ総収入を増やす」が理想になります。もちろん理想通りにいくほど、世の中は簡単ではありませんが、転職においては目指すべきポイントです。

まとめ

転職を考えるきっかけは、個人のライフステージや目指すキャリアパスによって異なります。

重要なのは、その決断が自分にとって最善であり、将来のキャリアにプラスになるかどうかを見極めることです。

もちろん他の人に相談することも重要です。とても大事なことだと思います。
ただ、自分の人生です。最終的には自分で納得のいく道を選ぶ必要があります。

もし決断が求められる状況で困ったことがあれば、私にお声がけください。
全力でサポートいたします。

本日は以上です。
ご覧いただきありがとうございます。
中条

相談は下記プランからどうぞ

▼関連記事
No.5 志望動機とはそもそも何か https://coconala.com/blogs/1990745/352680
No.6 志望動機の適切な文字数とは(就活・転職編) https://coconala.com/blogs/1990745/354436
No.7 志望動機がうまく書けない理由 https://coconala.com/blogs/1990745/354952
No.8 自己分析の方法 https://coconala.com/blogs/1990745/355422
No.9 転職口コミサイトは信用できるか https://coconala.com/blogs/1990745/366703

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す