10人間は宇宙から来て宇宙に戻る?!

記事
ライフスタイル
こんにちは。
美佳による「寺子屋スクール」は縮めて「みかてら」です!
「みかてら」は
「嫁塾」(ココナラで公開中)
「母塾」(ココナラで公開準備中)
「妻塾」(未定)
「夢塾」(未定)
の4本立てですが、今回はここ、ココナラブログで「母塾」を開催します。
全10回シリーズとなりますので、ご期待くださいね。

7300日(20年)の認知症義母との同居しつつ、3人の娘たちはティーンエイジャーになりつつあり、その家族との間で様々に気付いたことを「母塾」にまとめました。

では今回が「ははじゅく」最終講で~す!

私自身が宇宙人?!

実は私、子供のころから「変わっているよね」と言われてきました。最初は嫌だったけれど、いつの頃からか「褒め言葉」として受け取るようになりました。「どこにでもいる当たり前のような個性」出ないことに誇りを持っていたかもしれません。

お友達はなんとなくいました。でも親友はいなかったように思います。学校が変わるとそこそこで新しい友人ができ、以前の学校の友人とは仲の良い関係を続けるという努力をあまりしてこないし、必要がないように思っていました。

1人でいるのも好きだし、本を読むのやピアノの練習をしているのも好きでした。でもお友達といるのも楽しいし、ワイワイ話しているのも苦ではないし、むしろ楽しかったです。

今考えると、昔から「子供が苦手」でした。近所の年下の子供達の面倒を見ることはなく、小さい子はすぐ泣くし、一緒に遊んでいても体力が無かったりしてついてこれなかったりするし、2歳年下の妹は私の友人たちと遊んでいても、2歳の年の差が大きい幼少の頃もその体力差が理解できず、「足手まとい」だと思ったりしていました。

全然違う道を通ってようやく今は仲良し

妹には面白くない思いも沢山あったかもしれません。小学校高学年になるとあまり一緒に遊ばなくなりました。遊び方がかわってきたのでしょう。それから大きくなるにつれ、進路が大きく変わってきて、妹は関西にある通販会社に70倍の倍率を突破して入社していきました。

妹はその会社で色々スキルを覚え、今では北海道で個人のお菓子工房を営んでいます。材料を北海道の地元産にこだわり、お菓子にしてさらにアート的な要素を付加価値として、お菓子としては結構高価で贈答品としてデパートのカタログに載せたりする販売方法を確立しています。

私は英語を学び、普通の会社員として一般的な事務員を経験し、普通に結婚して義両親と同居し、夫の仕事でアメリカ駐在という経験をし、アメリカでの出産、育児、そして帰国と、全然違う道を歩んできました。

妹は結婚はしているけれど、子供はなく、お菓子工房を営み、いろいろな心の学びもしているようです。ようやく私も個人事業主として仕事をするようになり、妹と改めて話をすることで、お互い全然違う道を通ってきたようだけれど、お互い理解しあえるようになったように思います。

母と義母から学んだこと

人間関係とはそれでいいのではないかと思うようになりました。日常というのは何の変哲もないようだけれど、実は自分が学ぼうと思ったら、様々な学びができる宝箱みたいなものなんですよね。私の場合は、義理の母とのやり取りの中で、精神的に参ってしまうくらいの様々なことがありましたが、結局それも「人生での学び」であり、そこから何を学んだか、が私にとって大切であり必要な事で、それを「こんな環境だから被害者だ」と思うだけだったら余りにも意味がないです。

私の母も変わった人でした。一緒に生活するにはかなり忍耐力を要するところがあり、ある意味わがままに感じられましたが、もしかしたら、母自身が日常から学び取るための試行錯誤の方策を次から次へと打ったからこそ「破天荒」にみえたのかもしれません。頭で考える理論的の正しさより、心で思うところの「やってみたい」を優先したというように見えました。

義母と生活するようになって、義母が母とは正反対で、頭で理論的に考えて正しいことを選択すべき、と思って生活しているようでした。だから、生活はしやすいところがありました。ルールを作って、そのルールを順守することで、複数の人間が生活しやすいようにすることに注力していた人のように思えます。

ただ、時折、ルールを作りすぎて、あるルールと別のルールが干渉してしまい、ルールが成り立たない時に、私が「以前こういうルールがあったと思うのですが」と聞いたとき、義母には「そんなルール知らないわよ」といわれて、義母がルールを作り、その場だけきれいに流れていけばよし、とする人で短期的な問題解決にとどまり、長期的な問題解決は感心がないように見えました。

正反対過ぎる義母と母をみていて、義母のように頭での理論的思考を優先して「正しくあるべき」と生きていくことがいいのか、それとも母のように心が欲する感情を優先して「やりたいからやる」といきていくことがいいのか、悩みました。

そして今、自分で自分の死に際をある程度コントロールできた母は、数年前自宅マンションで倒れなくなりましたが、倒れる前に、色々なことを処理していたことがわかり、「思うまま」に従った結果なのだと思いました。それに比べ、義母は認知症でもう自分の思う通りにならないどころか、自宅にいてもそこが自宅だとわからない(自分の生まれ故郷の実家を自宅だと思っているようです)、また家族に囲まれていても、家族の顔がわからない。だから家族がいても心の絆すら失われてしまって、「また施設の人がいる」と思っている様子で、それでは心が休まる暇がないですよね。

義母は見ていてとても気の毒に思えます。今まで7300日、20年間いろいろ嫌なこともありました。それは義母も同じだったと思いますが、でももう私の中ではその過去はどうでもよくなっています。ただ、呼吸が浅く、声が小さくて、活舌も悪いので何を言っているか理解できないほどしゃべれません。2歳の子供に「〇〇したいの?」「〇〇かな?」ときいて反応を見ながら対応するという感じです。

子育てから学んだことと今の義母

私には子供が3人いて、上の2人は双子です。子育ては最初が双子だったので非常に大変でした。どの位大変か思い出せないくらい、「脳みそが思い出したくない!」と言っているかのように(笑)大変でした。

子供が育っていく中で、赤ちゃんから幼少期は本当に手がかかります。食べるもの、ミルク、おむつ、言葉、一つ一つ教えて、世話をしますよね。言葉も最初は何を言っているかわからないし泣くだけのところから、少しずつ言葉を理解して自分の思いを言葉で伝えられるようになります。3人の子供達、下の子も12歳になって、「ようやく子供たちが宇宙人ではなく、地球人になった!」という感じで、そろそろ本腰を入れて仕事をしようと思えるようになってきました。

そうしたら、今度は義母が2歳児にもどって、おむつをし、食べるものも義母の分だとわかるようにお弁当箱に詰めておかないと食べ方がわからなかったり、言葉は声が小さくて何を言っているかわからない、伝え方がわからなくなって、イライラすると手を叩く、足を踏み鳴らすという行動にでる、という具合です。

義父が亡くなった時、どういう因果か、私が救急搬送された義父を迎えに言った病院で、変わり果てた義父と対面しました。朝、元気に出かけたまま帰宅しないのでおかしいと思っていたら、少し離れた街の病院に救急搬送され、そのまま息を引き取ったとのことでした。

その時、突然肉体が動かなくなって、義父の魂が「困った!」と思っていたように感じたのです。まあこれは感じただけなので私だけの感覚かもしれませんが。ちなみに夫は義父が安置されている病室で「キラキラしている光が浮遊しているのが見えた」と言っていました。
P1270983.JPG

今思うと、義父は天に召されたのですが、もしかしたら「宇宙」に戻っていったのかな?と思うようになりました。義父の場合突然だったので、「困った」かもしれませんね。そして義母は認知症が進み、脳梗塞も発症しさらに、人間としての生活が困難になっているように見えます。でも見方を変えると「地球のルールには合わないけれど、宇宙に戻るための宇宙の別のルールに適用するための期間を過ごしている」のかもしれないと思うようになりました。

何故そう思うかというと、子供達が、生まれてすぐ、泣いてばかりで、おむつとミルクの世話をし、赤ちゃんはとにかく言葉をしゃべらないので「宇宙人だ」と思っていました。でも、義母の様子を見るとそんな子供たちの赤ん坊の頃と同じなんですよね。

それはもしかしたら、人間が宇宙から地球にやってきて、まずは宇宙のルールしか知らないので、地球人の親に地球のルールを教えてもらうところから、その地球ルールがわかってくると、地球が住みやすくなってくる。そしてとしをとったら今度はまた宇宙に戻るということで、つまり肉体がなくなり、死を意味するのだと思います。

そうすると意味が通ってくるんですよね。そして、義母がおかしな行動が多くて、イラっとしたりがっかりしたりしますが、それもこれも地球のルールや肉体を脱ぎ捨てて宇宙に戻るための訓練期間と考えると、「子供もそうだったよね」と思い直し、なんだか少し優しい気持ちになれるのです。

義母は宇宙に帰る準備中か?

義母の奇怪な行動が増えてきました。でも、それは肉体を脱いで宇宙に戻るための地球のルールから宇宙のルールに戻っていく準備期間かな、と思うようにしています。

先日、義母はショートステイというお泊りのサービスで、車でお迎えに来てくれた施設スタッフさんを運転中に叩いてしまったそうです。今まではそういうこともなかったのですが、自分でシートベルトを外し、運転中に運転している施設スタッフさんを叩いたということなので、危ないですよね。当然施設から「次にこういうことがあったら困りますので」とケアマネージャーさんを通して言われたそうです。

そして、ショートステイ中にも夜中に起きだして、別室に行ってしまい、その利用者さんを起こしてしまって施設の方から「もうお預かりできません」と言われてしまったということでケアマネージャーさんから連絡があったそうです。私たち介護家族は「困った!」と思いながら、また次の手をケアマネージャーさんと考えて義姉さんを中心にやっていく予定です。

ただ、人間は宇宙からやってきて地球のルールを学び、また宇宙に戻っていく、ということを肌で実感する今日この頃です。そうやって考えることが、義母の行動を温かく見守ることができる唯一の考え方であり、私のよりどころになっているということはまあ、不思議なめぐりあわせかもしれません。

そんなことを考えていると、幼少のころから「変わっているね」と言われてきたけれど、「もしかしたらそれは私も宇宙からきて地球のルールに馴染めていなかった」サインだったのかもしれないと思うと少し笑えたりします。

人生は学び放題だと思います。学校での勉強や英語や資格を取ることだけが勉強ではなく、本当に人間にとって必要なのは、いかに日常から学び、心で納得し、それを体得し、体現していくか名のではないかと思います。だからこそ人間関係で悩む人が多いし、人間関係の中に大切な学びがあるのだと思います。

人生は深いですね。日常から学ぶことができて、日常の良い子と悪い事、問題があったり落胆したとしてもそこから学ぶことがあれば、最高のレッスンであり、最高の学びだと思います。それを子供達にも伝えていけたらと常々思っています。

もしかして必要?かもしれないあなたへ♪

子供のことが気になるけれど、なかなか理解できない💦
そんな風に思うことありませんか?

大切に育ててきたけど、「あれ、この子が考えていることわからないかも💦」そんな風に焦ることはありませんか?

子供は大人が思う以上によく状況を理解していて、分かっているからこそ一人で苦しんでいることがあります。親も子もお互いを理解する時間も術もないと本当に理解しているようで、お互いがお互いの想いをぶつけるだけの不毛な関係になっていきます。

そういう時、まずはお母さんご自身の想いを何らかの形で吐き出したら良いと思います。なにか、断片的に頭の中にある言葉をメモ帳に書き出すだけでもスッキリすることがあります。日記を書いたことがある人は、日記を書いてみると、客観的に自分を見つめることができて、楽になることがあります。

そして自分で書き出すだけだと、「じゃその先はどうしたらいいの?」が出てこない時があります。だって親だって教えれもらっていないですから、それはお母さんのせいじゃないと思います。

かつての私もそうでした。両親や親せき、学校の先生、会社の上司、同僚から学んだことの中だけで暮らしていました。でもその知識や経験だけではどうしても解決できないことが山のように押し寄せ、自らメンターを探し、学びに行き、心理学、脳科学などを身につけました。

そして、子供や夫、同居の義母に対しても応用していくことにより、本当に自分が楽になり、もちろん問題が一つ解決してもまた問題が起こります。でもその都度その都度諦めず、問題を一緒に解決することで心穏やかに楽しく暮らすことができています。

その経験からお話を聞いて、アドバイスできるのではないかと思い、サービスを始めることにしました。

よかったらこちらからご相談下さい。こちらのサービスは実際に話すことは致しません。文字での情報となりますので、気楽な気持ちでメッセージ頂ければ、と思っています。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す