5マニュアル人間になるな!

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こんにちは。
美佳による「寺子屋スクール」は縮めて「みかてら」です!
「みかてら」は
「嫁塾」(ココナラで公開中)
「母塾」(ココナラで公開準備中)
「妻塾」(未定)
「夢塾」(未定)
の4本立てですが、今回はここ、ココナラブログで「母塾」を開催します。
全10回シリーズとなりますので、ご期待くださいね。
7300日(20年)の認知症義母との同居しつつ、3人の娘たちはティーンエイジャーになりつつあり、その家族との間で様々に気付いたことを「母塾」にまとめました。
では、開講しま~す!

アメリカでベビーシッターが必要なわけ


アメリカで双子を出産し、寝る間もなく、助けてくれる人もいない中での子育ては自分の気持ちを確かめながら子育てをしていた覚えがあります。

出産をするとセロトニンという「幸せを感じる」ホルモンが分泌されないと言われています。そのため、子育ての大変さに加えて、ホルモンの分泌がないため、うつ状態になる母親が多いと聞いたことがありました。なので、私自身、毎日「私は幸せだろうか?」と自問自答しつつ、私の気持ちが子供達にも伝播すると思っていました。

アメリカでは州によっても違いますが、基本的に子供だけを家に置いて留守番させる、ということを禁じます。それだけ親が子供の手の届くところにいて生命の維持に責任を持つということなのかな、と思います。アメリカでは子供が融解されて戻ってこないという事件が多発しているということもあると思います。なのでベビーシッターという職業が一般的になのだと思います。

それは日本の事情と違い、アメリカの各州の州法によっても違いますが、多くの州で20歳くらいになるまでの未成年者だけで家に留守番させておいただけで親が監督不行き届きということで罰せられます。

なので、子供が生まれる前はベビーシッターに世話を頼み、私は少し休んだりすることを考えていて、英語学校でのお友達ににお願いするつもりで居たりしました。

ベビーシッターへの意識の差!


でも夫には自分の子供を他人に預けるというのが嫌だったようで、頑としてベビーシッターを受け付けませんでした。

そこで初めて夫との考え方の大きな違いに気づかされると同時に非常に自分の世界を狭めざるを得ないことに憤りすら感じました。アメリカにいて、両親がいる訳でもなく、頼れる人もいない、夫がある程度在宅で勤務してくれたとしても、双子の世話というのは想像を越えます。

でも今考えるとベビーシッターに頼んだとしても、トラブルも多かったかもしれないと思うので、結果として、夫が頑張って自宅で仕事ができるように頑張ってくれたり、帰国する時期を早めることを会社に打診し、4年の任期を2年に短くしてもらい、後任の駐在員を決めてもらうことができたことに感謝です。

さて、そんな状況でしたが、アメリカ人は話し好きです。双子をベビーカーに乗せて午後など自宅付近を歩くことで、私も気分転換になるし、子供達も外の空気や風、風景を見ることで、寝つきが良かったりするので、日課にしていました。

アメリカでの子育て

ある日、向かいの奥様に話しかけられて、少しだけ話をしました。普段アメリカ人は車で動くので、ほぼ歩道に人はいません。私が住宅街を歩いていたのは少し珍しい風景だったかもしれないです。それで、そのご婦人がいうには、お嬢様が三つ子で現在は大学生で家を離れて大学に言っていると言っていました。「三つ子は大変だった、でもあなたは双子でお手伝いしてくれる人はいるの?」とか「良かったら手伝うわよ」なんて言ってくれた時は嬉しかったものです。

アメリカでは親戚もなく、手伝ってくれる人もいなかったので不安だったのと、小児科医が日本人ではない韓国人の女性ドクターがいる診療所に行っていたのに、途中から韓国人の女性ドクターが居なくなって、アメリカ人の若い男性ドクターになってしまって、アジア人のことがわからないしかも若くて子供がいないんじゃないか、というようなドクターになり、診察してくれた時に「この子の頭蓋骨の後ろが平たいから、首のマッサージをするドクターを紹介するよ」と言われてイラついたりしていました。

ドクターが信用できなくなってしまって、相談できないということで、困りました。0歳7か月までアメリカに居ましたが、そろそろミルクから離乳食にする時期だったのかもしれませんが、薬局にあった市販のアメリカの離乳食が信用できなくなってしまいました。

なぜかというと、私が出産したとき、最初に出てきた食事がゼリー3種類だったから。。。7月3日の夜から7月4日のお昼過ぎまで食事ができなかったのですが、初めて出てきた食事で空腹を思い出し、がつがつ食べてしまって看護師さんに「もっとゆっくり食べて」と言われたにもかかわらず、止まらなくて、吞むようにゼリーを食べたら、結局後で吐いてしまいました。

それを考えると、「アメリカの離乳食って何が入っているんだろう?」と思うと、信用できず、帰国が決まったら、離乳食を試す気力がなくなり、ミルクだけで乗り切りました。

でも、帰国直前くらいは、イライラしていたのを覚えています。子供達に当たらないように、雑誌を蹴飛ばしたりしていたことを覚えています。やっぱり1人で何とかしなくてはいけない状況はストレスフルだったと思います。

日本人コミュニティでの情報交換

帰国する時の引っ越しは私が子供達の面倒を見て、夫が引っ越し屋さんとやり取りしてくれました。そんなこんなでしたが、アメリカでも日本人コミュニティが出来つつあり、アメリカ人と結婚して現地に住んでいる日本人女性と駐在員妻と知り合って色々な情報交換していました。

その中に日本の雑誌を回してくれる人がいて、いろいろな雑誌がありました。節約や時短料理など「出来る主婦ネタ」の雑誌だったり、子育ての情報誌もありました。日本語に飢えていたりするので、そういう雑誌は普段日本だったら買わないだろうけれど、ついつい読んでしまって、読むと「そうだな~そうしないとな~」みたいにマインドコントロールではないけど、雑誌の通りにしないといけないような気分にもなっていました。

それで夫に言われたのが、「マニュアル人間になるな~」ということでした。確かにそうなのです。マニュアルって怖いもので、「この通りにすれば安全、安心」みたいな感じでスタンダードのようになっていますが、でもよく考えれば子供は千差万別。だからマニュアルなんて必要ないのかもしれないです。頼ってしまってはいけないということですよね。


でも、「なんとかしなくては」と思ったり「不安を解消したい」という思いが合ったりするとついつい頼ってしまいます。

そうすると「マニュアルに書いてあることと、我が家の子供たちがう、大丈夫かしら?」というような余計な心配をしてしまうんですよね。

我が家はたまたま最初の子供達が双子だったから、二人が違うので、子供の個体差というものが結構あるということも目の当たりにしていたので、そういう意味では良かったと思います。
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帰国後の子育てと義理両親

帰国後は義理の両親が同居だったので、孫の面倒を喜んでみてくれる、という意味では、お金で野党ベビーシッターと違って安心して任せることはできました。でも、当時は60代後半でしたが、やはり子供を見てもらうには体力的にきつい、ですよね。

義理の両親は、双子の孫の世話を喜びながらも、体はきつかったと思いますが、とても真面目で几帳面な義両親との共同子育ては本当に有難かったです。ただ、私の感覚と義両親の感覚は全然違っていたという前提にその時は気づきませんでした。

良い悪いというより、私自身は、誠心誠意では合ったのですが、義母の認知症が少しずつ進んでいき、治療を始めたころに薬の副作用で情緒不安定になり、私に対する言いがかりが非常ひ激しくなってきたため、子供が物心ついたころに、「おばあちゃんがこわい」という状況に見えざるを得ないような状況があったのは事実です。

本来、「子供にとって、両親以外の大人である祖父母がいる環境が子供にとって好ましい」と信じ、私自身が「両親それぞれから、それぞれの悪口を聞かされ、核家族は子供の世界を狭める」と思ってきたので、あえて、嫁姑と言われる問題にも「私がどんな目に遭ったとしても子供にとって良い環境であれば良しとしよう」と思っての同居だったにもかかわらず、義母の認知症の副作用で孫に対しても怒鳴ったりしたこともあったことは、悲しい限りでした。

でも、それもこれも、「子供が大人を見て自分で考える必要がある」という考え方に繋がってきたし、「私が求める生き方はここにはない」と思って義両親から教えを乞うのではなく、自分が求める学びを探し始める動機に繋がったことは私にとっても子供にとっても必要な環境だったと思います。

認知症介護と子育て

今後、この認知症介護をしながら子育てをするご家庭は増えていくのではないかと思います。少子高齢化の中、結婚の高齢化と出産の高齢化により、子宝を授かった時には、親が高齢となり、祖父母の子育て応援は望めず、むしろ介護が必要という状況ということが我が家のようにありうるということです。

義理の母は認知症と去年の脳梗塞の後遺症で年齢よりだいぶ老けて見えます。呼吸も浅く、全然言っていることは聞き取れないし、自宅が自分の家だということがわからない、家族に囲まれていてもそれが家族だとわからず、施設の人と思っている様子だったり、「今自分がなにをすればよいか」すらわからなくて1人で居られないので、だれかが側にいないといけない状態です。

義姉さんや夫が献身的に世話をしてくれているので、私は彼らができないところでこぼれてきたところを少し補填するくらいの世話をさせてもらっています。また子供達は長女、次女とも不登校ということを尊重し、「学校に行きたくないなら行かなくてもよい」という形で家にいて、自分がやりたいことを主体的にやるようにしています。三女だけは学校に通っています。

そうやって長女、次女とも「無理や医学校に行くべき」という考え方ではなく、本人のきもちを尊重して、親も少し子供と距離を置き、「自分の人生をゆっくり考えてみる」というスタンスでいると、子供たち自身の心に余裕ができるように思います。

子供達が学校に行かないことを選んだということで、サラリーマンの道ではない道を探っていくのは私がやってみないといけないと思い、私が個人事業主という形で今模索を始めました。夫の仕事もいずれは終わりが来ます。その後は私が働く形を考えていますが、やはり勉強し、自分の価値をあげていく期間が必要になります。

そういう時に、仕事や勉強の時間を私がとる為、義母の世話ができないときは、長女や次女に相談するとその時だけ、私に代わって義母の側にいてくれたり、面倒を見てくれるようになりました。

心にゆとりを持つ、人生80年、人によっては人生100年、120年なんて言われています。そういう長い人生から見た時に、「学校に行く、行かない」は余り大きな問題ではなく、子供がどういう人生を生きられるか、を親がいかに応援できるか、それが大切なのではないかと思うようになりました。

子供の不登校からは親が学ぶ

子供が不登校になったことで、「うちも不登校なのよ」と打ち明けてくれるお母さんが多くいます。でも、なかなか「学校に行かなくてもいいよ。」というお母さんは居ないように見えます。多分、お母さんご自身がお子さんから学ぶことが沢山あるチャンスなのだと思いますが、「なかなかそうなれません」というお母さんが多いように思います。

多分、お母さんは、「子供の命を守る」それだけでいいのではないかな、と今思っています。だから、学校を卒業して良い大学に行って、就職して、ということを考えるからこそ、それが子供の幸せだと思うからこそ「学校に行かないと」と思うのだと思います。

それはよくわかります。でも本当にそう?私の夫の製造業は一部上場で、大きな会社で関連会社合わせると国内で5~6万人の雇用を担っています。でも、業界自体は斜陽です。それは私も見ていてわかります。ビジネスはそういうものだと思います。どんなに素晴らしいビジネスも季節があり、社会の変容と共に、終息を迎えます。そうするとまた次に新たな施策をうつことで会社自体をさらに大きくするチャンスもめぐってきます。

ただ、大企業であっても「副業解禁」というように、「先行きが不透明」という状態のなか、サラリーマンになることだけを考えているとしたら、もしかしたらお子さんにとっても不幸かもしれません。お母さんがお子さんの命を守るためにも、お母さんもお子さんも幸せになるためにも、今までの常識にとらわれない考え方をしてみるのも必要なのではないかと、私は考えています。

もしかして必要?かもしれないあなたへ♪

子供のことが気になるけれど、なかなか理解できない💦
そんな風に思うことありませんか?

大切に育ててきたけど、「あれ、この子が考えていることわからないかも💦」そんな風に焦ることはありませんか?

子供は大人が思う以上によく状況を理解していて、分かっているからこそ一人で苦しんでいることがあります。親も子もお互いを理解する時間も術もないと本当に理解しているようで、お互いがお互いの想いをぶつけるだけの不毛な関係になっていきます。

そういう時、まずはお母さんご自身の想いを何らかの形で吐き出したら良いと思います。なにか、断片的に頭の中にある言葉をメモ帳に書き出すだけでもスッキリすることがあります。日記を書いたことがある人は、日記を書いてみると、客観的に自分を見つめることができて、楽になることがあります。

そして自分で書き出すだけだと、「じゃその先はどうしたらいいの?」が出てこない時があります。だって親だって教えれもらっていないですから、それはお母さんのせいじゃないと思います。

かつての私もそうでした。両親や親せき、学校の先生、会社の上司、同僚から学んだことの中だけで暮らしていました。でもその知識や経験だけではどうしても解決できないことが山のように押し寄せ、自らメンターを探し、学びに行き、心理学、脳科学などを身につけました。

そして、子供や夫、同居の義母に対しても応用していくことにより、本当に自分が楽になり、もちろん問題が一つ解決してもまた問題が起こります。でもその都度その都度諦めず、問題を一緒に解決することで心穏やかに楽しく暮らすことができています。

その経験からお話を聞いて、アドバイスできるのではないかと思い、サービスを始めることにしました。

よかったらこちらからご相談下さい。こちらのサービスは実際に話すことは致しません。文字での情報となりますので、気楽な気持ちでメッセージ頂ければ、と思っています。

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