3「家族」への憧れと執着心

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こんにちは。
美佳による「寺子屋スクール」は縮めて「みかてら」です!
「みかてら」は
「嫁塾」(ココナラで公開中)
「母塾」(ココナラで公開準備中)
「妻塾」(未定)
「夢塾」(未定)
の4本立てですが、今回はここ、ココナラブログで「母塾」を開催します。
全10回シリーズとなりますので、ご期待くださいね。

7300日(20年)の認知症義母との同居しつつ、3人の娘たちはティーンエイジャーになりつつあり、その家族との間で様々に気付いたことを「母塾」にまとめました。
では、開講しま~す!

人間関係が苦手だからこそ「家族」に執着


私は幼少のころから、人間関係についてはものすごく執着がありました。なので、社会の最小単位である家族に対してはすごく執着が会ったように思います。人間関係についてもとても興味があるというか、人と一緒に居るのもいいし、一人も好きだったりしました。

誰か特定の親友と呼べる人は特にいなくて、あまり人とぴったり一緒に居るというのは好きではなく、気持ちの良い人間関係を結べる人を探していた感じもします。だから、面倒なので、一対一で誰かと仲良くするということはあまりなかったような気がします。

また、私は母のことがあまり好きではありませんでした。自分の独自のルールがあって、こちらがその見えないルールを破ると突然怒り出すし、理屈に合わないことで怒られることも多かったように思うからです。今思えば、子育てしつつ、仕事も家事も、ということでへとへとになって大変だったのだと思います。

子供ながらに、「何をどう手伝ってほしいのか全く理解不能」でした。私が大人になり、結婚したころにはまあまあ母と打ち解けて話すようになり、その時に話していて、母が昔は仕事と家事とで大変だったけれど、子供に「あれをしなさい」とか「これをしなさい」という指示をしたくなかった、という自分のルールがあったようです。

でも、体が疲れるから手伝ってほしかったのでしょう。でもどう手伝えば嬉しいのかわからなかったので、私も怒られるまで何もしないようにしていました。

母と子の関係


その母との齟齬を考えると、私は子育ての中では子供に動いてほしい状況を話したり、仕事で忙しい場合は協力してほしい方法を書いて伝えたりしています。そうすることで、「ママはどうてほしいのか、自分はどう動いたらいいのか」と子供ながらに動き方を考えると思うからです。

子供は勝手に育ちません。また親と子の信頼関係も勝手にはぐくまれません。やはりそこは、子供からアプローチすることは多少はあっても、大多数は親からのアプローチが必須です。それは独身のころからうすうすわかってはいるけれど、私自身は両親から、どちらかというと放任という感じで、自由に育てられたので、子供に伝えられる知恵がないともっていました。

なので、「二世帯で義両親と同居する」という話が出た時には、悩みぬいた末に、「子供にとって大人が多くいる環境は良好なのではないか?」と思い、自分にとっては楽しくないかもしれないけれど、自分より先々長く生きていく子供のことを考えて結婚と同時に義両親と同居をし始めたというわけです。

私と妹の姉妹関係


さて、そんな私には2歳年下の妹がいます。妹は顔は似ているのですが、性格は全然違うし、考え方も違うところが多いので、小さい頃は一緒に遊びましたが、妹は人と一緒に居るより、一人で絵を描いているのが好きな子でした。

学生の頃は時間も会わないし、時間も合わないので、殆ど一緒に居ないし、しゃべっていませんでした。お互いの方向性も全然ちがっていたし、就職と同時に家を出て一人暮らしを始めたりして、しっかりした人というイメージでした。

でもお互いに結婚してから、お互いに生活が全然違っていたり、住むところが違っていることで、その相違を楽しむという間柄になりました。最近はお互い忙しいので、何買ったときにSNSでのやり取りをするくらいですが、時間が合えば、お互いに話をする時間をとったりしています。

妹は結婚していますが、子供はおらず、自分でお菓子工房を営んでいて、コロナが世界中に広まる前は世界中に勉強に行ったり、買い付けに行ったりしていました。認知症の義母を抱えていた私は「うらやましいな」と思いつつ、「私は私」と思っていたところがありました。

母が亡くなってから、父が独居になり、妹が仕事で東京にくる機会が多いので、父の様子を見てくれたり、私もなるべく父の顔を見に行ったりという状況になってから、また違った意味で妹と連絡を取るようになっています。

性格も考え方も違うのだけど、最近はだからお互いの相違点を認めて、「お互い頑張ってるね~」という話をしたりしています。妹はもともと人嫌いなところがあり、私の娘たちともあまり話しませんし、どう接したらよいかわからないようなのですが、それはそれでいいのだと思っています。

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私が人に求める心地よい関係


仲が良くて一緒に居るからいいのではなく、最近私が求めている人間関係は、「話していて面白い」「一緒に居ると元気がもらえる」そんな人と一緒に居たり話したりするのが楽しいと思っています。

母が亡くなりましたが、今でも生きていたらどんな話をするのだろうと思ったりします。私も心理学を学んだりコーチングやカウンセリングを学んで、仕事に役立てたりしています。今なら以前よりももっと色々なことを母と話せるのではないかと思います。この年でも「母と話したいな」と思うので、年若くしてお母さんを亡くすってどんな気持ちだろうと思うことがよくあります。

母親の存在は子供にとって偉大かもしれないです。独身の頃は、母の考え方が合わなくて、喧嘩ばかりしていたのに、結婚して子供ができて、ようやく落ち着いて、「これからゆっくりお話しできるのでは」という時にふっと行ってしまったのが本当に寂しいです。でも母とある程度理解し、「これから」と思えたことが本当に良かったと思っています。

今は、次に母に会えるのは私が死ぬ時だと思っていて、その時に胸を張って母に会えるように「後悔しないように精一杯生きたい」と思えるようになっています。

私が求めた「家族」像


私自身幼少のころから「家族」にはとても執着が合ったように感じます。それは「仮面家族」でもいいから仲良し家族のようでありたかったように思います。でも今はようやくそれは間違った考え方であり、そもそも無理だし、人と人がぶつかること自体が悪いことではないし、意見がぶつかるということは逆に必要な経験だということにようやく気付きました。

意見がぶつかるから悪いのではなく、意見がぶつかってしまってそのまま関係が壊れてしまうことは残念だけれど、関係が請われても修復することはできると思うし、今は、「良い関係が結べない状況」になった人とも、いつまでもそうやって距離をとるということは必要でもなく、相手が未だに私を無視するという関係の人もいるのですが、でもあまり私自身はあまり気になっていません。

まあそのうち誤解が解ければいいな、と思ったり、なんとなく柔軟に考えられるようになっています。私自身は過去にあったことはあまり気になっていないのでとても自由だと思っています。

私の周りでも、過去の出来事に囚われている人がいるように見えますが、そういう過去の感情に囚われていることが不自由なのだと思っています。それも心理学やコーチングやカウンセリングを学んでから感情の整理ができるようになりました。

日常に感じる感情の質が幸せなんだということを知って以来、本当に日常に学びがあるし、日常に起こる事柄が自分を成長させてくれるものなのだということがわかると本当に幸せだと思います。

そして、親になって思うのは、「親にならないと、自分の親がどんな気持ちで子供に接していたか察することもできないものだ」と。子供がいて、色々なやり取りをして、何事も無ければ平和に過ごせると言えばそうだけど、何も考えないで何も感じないで、勝手に親子の絆ができるものではないんだと思います。

親子で言い争ったり、意見が違って対立したり、外であったことで傷ついて慰めあったり、そういう感情が揺さぶられるようなことを共有したときに、親子の絆も深まっていくように思います。

そういう意味で、母が亡くなる前に、いろいろあった母と「これからだ」と思えるくらい共感できたことは本当に良かったと思います。そう思うからこそ、気持ちが遠い父についても、毎朝メールでご機嫌を尋ねたり、月1回は顔を見に行ったりするように働きかけをしようと思うようになりました。

嫁と義理家族との関係


こう考えると、嫁と義理両親との関係は、血のつながりもなく、結婚して勝手についてくる親子関係なのですが、人間関係というものを改めて考えさせてくれる環境なのかもしれません。「嫁姑問題」という言葉があるくらい、太古の昔から密接な関係の一人の男性を息子とみる姑と夫とみる嫁の間で同性間の違和感がある特殊環境のなかではぐくまれる人間関係という意味で、本当に互いの成長が期待される環境なんだと思うようになりました。

私の嫁姑観については「嫁塾」という別なくくりでまとめてありますので、そちらをご覧頂きたいと思います。

義理姉さんや姪っ子さんとの距離感は20年経てみて、「程よい距離感」ができているように思います。それは「仲良しをする」ということではなかったということが私にとって発見でした。私自身が家族に対して「間違った期待感」を持っていたというのが、義理両親と同居して改めてわかり、義理両親のところに義理姉たちがくるのを見ていて、「仲良くしなくては」と同時に「嫌われないように」と思ったりしていました。

だけど、人間だから色々ありますね。結婚で血縁上の親戚になるのであれば、「好き嫌い」に関わらず「うまく付き合う」事が必要になるということになりますよね。

私は本当に何も知らないで、自分の思いの中で生きてきたのですが、それを義理両親、義姉さん、姪っ子たちに教えてもらったような気がします。今は仲が悪いわけではないです。でもすごく仲良しで何でもしゃべるような関係ではないです。

でもいろいろ義母との間であった事がわかってもらえない時は、冷淡な付き合いだった時もありました。でも今は色々分かったうえでのお付き合いなので、お互いが出すぎないような感じで私自身も「好かれよう」としなくてよい心地よさがあります。

その人その人との距離を大切に


どんなに「仲よくしよう」としても相手がそう思わなければ、そういう間柄にならないし、「離れていよう」と思っても、親戚なら最低限のお付き合いは生まれます。その最低限のお付き合いをどうとらえるかということになってくる、ただそれだけなんですよね。

その最低限というのが、その当人たち同士なので、一概にこういうところですとは言えないですが、それを探すことが楽しみであり、それを楽しむのが、人間関係構築なのではないかと思います。

面倒にも感じますが、やっぱり人はみな個性が違いますし、その個性が違うところを理解し、リスペクトすることでその人と自分との良い距離感が保てるし、その程よい距離感をうまく保つことで良い関係が続けられるのではないかと思っています。

遠くに離れた友人ではそれほど意識しなくてもいいと思いますが、同居の家族のように近い関係の場合は、自分で意識して「自分が心地よいこの人との距離感」を常に試行錯誤する必要があると思います。きっちりしていないと気が済まないお姑さんとまったりが好きなお嫁さんだと、お姑さん側もお嫁さん側もお互いがお互いの「心地よい距離感」を保ち、お互いリスペクトできるといいのではないかと思います。

そして、結構忘れがちなのはお子さんとの距離感。「子供は親に従うのが当たり前」という人意外といますが、私はその考え方は危険だと思います。現在引きこもりという人たちが多かったり、不登校児童が多いと言われていますが、もしかしたらこの原因の一部は「親との関係性」にあるようにも思っています。

かつての私もそうでしたが、「子供は勝手に育つ」とか「子供は地域が育てる」とか「子供は親の言うことを聞くべき」とか。一部あっているところもあると思いますが、親が積極的に一人一人の子供の個性をきちんと見て、その子供との心の距離感をとり、子供にもその距離感を教えて相手を理解し、尊重する事を伝えていかないといけないのでは、と思うようになりました。

私と子供との距離感については今後の「母塾」でお伝えしていきますのでご期待くださいね!

もしかして必要?かもしれないあなたへ♪


子供のことが気になるけれど、なかなか理解できない💦
そんな風に思うことありませんか?

大切に育ててきたけど、「あれ、この子が考えていることわからないかも💦」そんな風に焦ることはありませんか?

子供は大人が思う以上によく状況を理解していて、分かっているからこそ一人で苦しんでいることがあります。親も子もお互いを理解する時間も術もないと本当に理解しているようで、お互いがお互いの想いをぶつけるだけの不毛な関係になっていきます。

そういう時、まずはお母さんご自身の想いを何らかの形で吐き出したら良いと思います。なにか、断片的に頭の中にある言葉をメモ帳に書き出すだけでもスッキリすることがあります。日記を書いたことがある人は、日記を書いてみると、客観的に自分を見つめることができて、楽になることがあります。
そして自分で書き出すだけだと、「じゃその先はどうしたらいいの?」が出てこない時があります。だって親だって教えれもらっていないですから、それはお母さんのせいじゃないと思います。

かつての私もそうでした。両親や親せき、学校の先生、会社の上司、同僚から学んだことの中だけで暮らしていました。でもその知識や経験だけではどうしても解決できないことが山のように押し寄せ、自らメンターを探し、学びに行き、心理学、脳科学などを身につけました。

そして、子供や夫、同居の義母に対しても応用していくことにより、本当に自分が楽になり、もちろん問題が一つ解決してもまた問題が起こります。でもその都度その都度諦めず、問題を一緒に解決することで心穏やかに楽しく暮らすことができています。

その経験からお話を聞いて、アドバイスできるのではないかと思い、サービスを始めることにしました。

よかったらこちらからご相談下さい。こちらのサービスは実際に話すことは致しません。文字での情報となりますので、気楽な気持ちでメッセージ頂ければ、と思っています。


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