辞書型変数についての説明

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IT・テクノロジー
辞書型変数は、コレクションの一種であり、キーと値のペアを格納するためのデータ構造です。

特徴:

キーと値のペア:辞書型変数は、キーとそれに関連付けられた値の
        ペアを保持します。
        この特性により、効率的なデータ検索が可能となります。
柔軟性:    VBAの辞書型変数は、動的なデータの格納に適しています。
        キーと値は、異なるデータ型を持つことができます。
高速な検索:  素早いデータ検索が可能です。

使用方法:

辞書型変数の宣言:辞書型変数を使用するには、
         Scripting.Dictionaryオブジェクトを宣言します。
要素の追加:   Addメソッドを使用して、新しいキーと値のペアを
         辞書に追加します。
要素の削除:   Removeメソッドを使用して、指定されたキーに
         関連付けられた要素を削除します。
要素の取得:   指定されたキーを使用して、辞書から値を取得します。
キーの存在確認: Existsメソッドを使用して、指定されたキーが存在するか
         True か False を返答します。
ループ処理:   For Eachループを使用して、辞書内のすべてのキーと値を
         取得できます。

例文:

Sub DictionaryExample()
    ' 辞書型変数の宣言
    Dim dict As Object
    Set dict = CreateObject("Scripting.Dictionary")
    ' 要素の追加
    dict.Add "Apple", 10
    dict.Add "Banana", 20
    dict.Add "Orange", 15
    ' 要素の取得
    Debug.Print "Bananaの値は " & dict("Banana") & " です。"
    ' キーの存在確認
    If dict.Exists("Orange") Then
        Debug.Print "キー '" & "Orange" & "' は存在します。"
    Else
        Debug.Print "キー '" & "Orange" & "' は存在しません。"
    End If
    ' 要素の削除
    dict.Remove "Orange"
    ' ループ処理
    Dim key As Variant
    For Each key In dict.Keys
        Debug.Print "キー: " & key & ", 値: " & dict(key)
    Next key
End Sub

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