【人間関係って】対人葛藤とは【難しい】

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皆さんこんにちは!

突然ですが、皆さんは人間関係に葛藤することはありませんか?

ぼくはめっちゃあります。様々な思惑や利害が周囲に渦巻いています。そんな中で、人間関係を良好を保つのは大変です。

今日は、人間関係における葛藤について、改めて原因や対応を理解し暴風の様に荒れ狂う人間関係と言う大海を後悔するために役立つ知識をご紹介したいと思います。

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葛藤とは、何らかの欲求が対立している状態です。

葛藤とは、人間の持つ複数の欲求が対立している状態のことです。

対人における欲求の対立を対人葛藤といい、人と人との間で生じる対立や確執のことを指します。

私達の誰もが周囲とはできるだけ諍いなく平穏に過ごしたいと願いながらも、様々な状況や対人関係において個々人の「志向」、「期待」、「価値観」などには必ず不一致があり、それによって他人に臨む願望や欲求が全く違うことで対人葛藤が生じることになります。

このように、対人葛藤とは個人間の不一致や対立を指し,社会生活における主要なストレス源であることから,個人の幸福や人間関係に重大な影響を与えることが知られています。

対人葛藤が強いと、当然しんどいですし、病んでしまって「幸福度」が下がりますよね。その影響がさらに人間関係に悪い影響を与えて、まさに負のスパイラルです!

対人葛藤には色々な種類があります。

葛藤原因には願望の違い(利害葛藤),意見や見解の不一致(認知葛藤),規範(道徳,倫理,正義など)との適否をめぐる対立(規範葛藤)などがあるされています。(Thomas,K.W.1992)

利害葛藤

利害葛藤とは、他人へ対する自分の想像した願望や期待などが実際にものと違うことから生じるもので、仕事の役割分担、相続財産をめぐる争いなど、それぞれの利害関係が絡み合い、その事でトラブルになるというケースが当てはまります。

認知葛藤

認知葛藤とは、考え方や意見の不一致によって生じるもので、夫婦の子育ての方針を巡る言い争いや、親子で子どもの結婚相手の好みを巡っての対立、同僚間で仕事に対する考え方の食い違いによる対立など価値観や仕事観の違いによるトラブルが当てはまります。

規範葛藤とは

規範葛藤とは、道徳観や倫理観、公正感、社会規範などから、人とはこう振舞うべきであるという期待を基準にして他者の行動を評価することから生じるもので、友人同士で約束や時間を守らない、隣人間でごみの出し方のマナーを巡る対立などルールやモラルに関する事での対人トラブルが当てはまります。




このように対人関係には様々な葛藤が発生し、三種類の葛藤に分類はされるがこのうちのどれか一つのみが出現するわけではなく、同時に複数の葛藤が出現することが多いです。

対人葛藤の解決に「シュミットの葛藤処理モデル」を参考にしましょう

対人葛藤への解決方略として「シュミットの葛藤処理モデル」を参考に考察していきます。

「シュミットの葛藤処理モデル」とは「どれくらい自らの利害を主張するか」という「自己主張性」を縦軸、「どれくらい他者の利害に関心を寄せるか」という「協力性」を横軸にとり、葛藤処理の方策を整理したものです。

自己主張性の高いものから羅列すると、

「競争」は、自らの利得を最大化するべく競い合い、相手を打ち負かすことを指す。

「回避」は葛藤そのものを避けようとすること。

「妥協」はお互いに譲る。痛み分け。

「協働」お互いの意見や主張を否定することなく、より俯瞰的な立場から「第3の案」を考えようとすること。

「譲歩」は、相手の主張を受け入れ、相手に譲る。相手との関係を今後維持することに重視すること。

これらそれぞれの方略に優劣があるわけではなく、状況によって使い分けることが必要です。

ただし、対人関係においては生産性という面では「協調」することが優れていると思われます。

そのため、葛藤の原因となっている相違点を特定し、相手との対立していない共有できる点についても明確にしたうえで、第三者的視点から自分と相手の納得できる点を考える必要があると考えられます。

葛藤に向き合うことが大切です

このような方略を用いることで人間関係は維持されていきます。

しかし、葛藤の解決を回避することで対人関係は不健康な状態が続き「感情の対立」が生じやすくなってしまいます。

葛藤から目をそらす状態では、対人関係においては目標の共有や率直な意見交換、相手の意見の尊重など、信頼関係の構築などが全く行われません。

そのため、常に対人関係において「どちらが正しいか」という勝敗のみに拘泥し、さらに葛藤が発生し深まってしまいます。その結果、対人関係が崩壊すると考えられます。

対人関係の崩壊を回避するためには、葛藤の内容を把握し葛藤に対し向き合い明らかにすることで、対立状態から脱却する必要があります。

そのためには自分、あるいは葛藤を客観的に捉え、問題の解決に向かうことが必要です。

最後に

いかがだったでしょうか?職場や学校、家庭も含めて私たちは「人と人との関係」の中で生活をしています。この関係性は、良いときと悪いときと必ず移り変わります。この時の循環のきっかけとなるのが「葛藤」であると考えれます。

なるべく平穏に暮らしたいとは、誰もが思っていますが現代の社会では非常に難しいと言わざる得ません。しかし、このこのような「葛藤」のメカニズムや対処方法をあらかじめ理解していることで、対処できることもあるのだと思います。
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