占いに頼る人

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占い
ココナラを見ていると、占いのカテゴリーが多いのが目立ちます。
尚且つ、繁盛しているように見受けられます。
日本人というのは、占いが好きな民族ですよね。
神社にもおみくじがありますし、種類もかなりあります。

日本人が占いに頼るのは
誰かに客観的に提言して欲しい、判断して欲しい、
ちょっとしたアドバイスが欲しい
結局は運命はどうなるのか?
努力しても、しなくても同じか?
この状況は未来にどう変化しているか?
などが知りたいというところでしょうか。

興味本位や遊び気分で、占いを試すのは悪くはありません。
「今日は発言に注意しましょう」
などと言われれば、その日は注意するのかもしれません。
1日限りの注意なら、頭のどこかにあって、実践するのは簡単です。

ただ、そうして占いに頼ると、思考が停止しがちになります。

彼氏と結婚できるでしょうか?
今の会社を辞めるべきでしょうか?
復縁したいです。
片思いの相手は私をどう思ってますか?
今までうまく行っていた相手に距離を取られました。元に戻りますか?

だいたい自分以外の人の気持ちを案じていて
結果が気になるわけです。

でも、本質的には、恋愛にせよ、人間関係にせよ、
関係を築いていく、プロセスが大事であり
そのプロセスに心を動かされたり、逆に嫌いになったりするものです。

恋愛関係であれば、心の距離は徐々に進めて確認し合っていかなければなりません。
でも、恋愛をどう進めていっていいかわからない人は多いです。
それは男性と女性がまったく別の考え方をするので、そこを理解していないと
残念な結果になってしまう人は多いです。

仕事の人間関係と、恋愛でも、家族や親子でも、それぞれ人間関係の構築の仕方が違ってきます。
基本は他人と自分がすべて分かり合えるということは、ないということがスタートです。
ですから、コミニケーションというのは非常に大事になってきます。
それらの人間関係を、うまくやっていく術を身に着けるのは
自分を客観的に見ることが、大切になってくるのです。

しかし、日本人は、誰かに自分を客観的に見て貰いたいと思った時に
占いに頼る傾向があります。
前述したように、遊びやゲーム感覚であれば全く構わないと思います。
でも、せっかく、自分自身と向き合う良いチャンスを
占いで消化してしまうのは、勿体ないと感じます。

なぜこの悩みが発生しているのか?
自分はどんな恋愛をしているのか?
この人間関係はどうやって解決したら良いのか?

既に終わっている恋愛にしがみついていることに気づかず
時間を無駄にしていたり
相手は愛情を示しているのに、不安が勝ってしまっていたり
会社関係の改善不可能な人間関係に固執して
無駄に頑張ってしまっていたり
客観的な理解というものが出来ずに
何年も何十年も、時間を無駄にしてしまわれる方が、本当に多いです。

お金を払って愚痴を聞いて貰うことは、とても良いことです。
愚痴を話せば、聞いた方にもストレスが溜まるからです。
本当に仲の良い関係であっても
毎日愚痴を聞かされては、今度はそこの関係が破綻するでしょう。

カウンセリングでは、その愚痴の根本は何かを探っていく作業です。
そして決定するのも、自分自身になります。

占いの結果を聞いただけで、安心したり、不安になったりすることは
本質的な問題解決方法を知ることなく、時間は流れていくので
結局また同じことを繰り返し、人間的には成長出来ず、苦しんでしまわれる方を見ていて、「もったいない」と感じます。


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