読書が習慣化できない人とダイエットに失敗する人が陥る共通点に気づいた話

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コラム
こんにちは、ほうりです。

前回の記事を書いてからも本を開くことを継続していますが、読書=ストレス解消のために読むというゴールじゃ足りなくなったので、新たにゴールを更新しました。

そのゴールは
【私は年に4000冊の本を読んで知識をしっかり蓄えている】
【そしてその蓄えた知識を生かし、私を頼ってきた人たちに対してテンプレート通りではなく個々に合わせたアンサーを出し、その人たちが心豊かな人生を歩むためのサポートをし、感謝されて心地がいい毎日を過ごしている】
というものです。

脳科学と心理学に基づいたコーチング理論に則り、今の私の現状の外にゴールを新たに設定したところ、2日に1冊ペースだったのが、1日1.5冊のペースへと変わり、着々と読書がストレス解消の他にもきちんと内容と知識を理解しながら読む方向へと変わっていきました。

そこでふと思ったのですが、読書を習慣化できない原因はタイトにもあるようにダイエットに失敗するのと根本的に同じではないかということに気づきました。

というわけで本題です。

読書の習慣化が上手くいかない人が立てるゴール

これは私もそうだったのですが、読書が習慣化できない人が立てるゴールというのは
「一日に一冊本を読む」
「一日一ページでも読み進める」

という【あくまで本を読むことを目的としたゴール】であることが多いです。

確かに習慣化するにあたり、本を読んでいかなければ話になりませんが、少なくとも私はこのゴールを立てても読書を習慣化することは出来ませんでした。

というのもこのゴールは脳の特性からすれば現状の範囲内のゴールであり、脳からすれば
「なんだこんなのもう出来ているじゃん」
「じゃあ別にこのままでもいいじゃない」と現状維持を選んでしまうゴールだからです。

人間の脳はフルパワーで使うとかなりのカロリーを消費するため、生命を維持するためにどれだけ省エネモードで過ごすかを何より優先します。
その省エネモードはものすごいもので、脳は一度見た景色や情報を一切見なくなります。

それは過去の情報を脳の海馬から引っ張り出してリアルタイムで意識に張り付けるという行動を瞬時に起こしているという働きかけすらもせず、文字通りひたすら見た気にさせる能力に長けてるのです。

それを象徴するかのように、人は毎日見ているはずの周りの風景や掛け時計の模様なども覚えているつもりで実はそんなことは無く、記憶だけを頼りに毎日見ているこれらの絵を描いても最低10か所以上は間違っているという
研究結果も出ています。

昔読んだ同人誌の実録漫画で、とある同人作家さんが腰までのロングヘアーを肩の上まで切ってパーマをかけた髪形に変えてから、毎日ご友人と会っていたのですが、彼女がその同人作家さんに「そういえばツインテール最近していないけどどうしたの?」と尋ねて「あ、もうそれできないよだって髪切ったもん」と返したところ「え!?いつ頃切ったの??」と素で返され、その同人作家さんは「1週間も前の事だよ…」と呆れてしまったというオチでしたが、脳の特性を知った今、非常に納得できる話だなと思いますw

話を戻しますが、つまりそれだけものぐさでやる気がなく隙あらばサボろうとする脳の事ですから、現状の内側のゴールなんて達成していなくても達成したというガバガバ判定を下し、現状維持に留めるなんて言うのは朝飯前のことです。

このため読書を習慣化するためには
【一日一冊本を読む】
【一日一ページでも本を開く】
というゴールだけではなかなか変わることは出来ないというのは当然の話です。

ダイエットに失敗する人が立てるゴール

そしてこの原理は、かつての私の様にダイエットに失敗する人が立てがちなゴールと根本は同じであるということです。

ダイエットに失敗しがちだったかつての私が立てていたゴールは、体重を何㎏落とすかということにしかフォーカスしていませんでした。

つまり体重を落とすことをゴールにしてしまうと、その体重に達そうとする瞬間、脳が「あ、これゴールを達成したら生命の危機だわ」というこれまたとんでもない省エネモードを発動し、目標体重直前でゴールを達成させまいと脳が体に命令を出し、食欲を増幅させて体重を増やすように働きかけます。

そのため、後10㎏で目標体重が達成するという人が、いきなり食欲が増大し、ダイエットを諦める理由をクリエイティブに感がてリバウンドするというのも当然の事なので、いかに体重を落とすことだけをゴールにするリスクが高いのか分かるかと思います。

そのためダイエットのゴールは

【痩せた自分はどんな生活を送っているのか?】
【痩せた自分はどんな服を着ているのか?】
【痩せた自分はどんな食生活を送っているのか?】
【痩せた自分はどんな人と付き合っているのか?】

という、もうすでに痩せたという前提で生活パターン・ファッション・食生活・人間関係を事細かにイメージし、脳にゴール側の自分に対して臨場感を持たせるのが成功の秘訣なのです。

読書を習慣化するために必要なゴール

話を戻しますが、つまり読書を習慣化させるためには【一日一冊本を読む】【一日一ページでも本を開く】という、本を読むことを目標にしても上手くいかないということです。

少なくとも私はこうした数字をゴールにしたところで読書週間は身に着きませんでした。

更に言えば私にとって読書は、親や教師から押し付けられたやりたくないことであり、読書感想文は興味もない人間の書いた本の感想を無理やり書かされたやりたくないことであり、ひたすら苦手意識が根底にあるものだったので、一日一冊というゴールを立ててもそれはHave to(××しなくてはならないこと)でしかありませんでした。

繰り返しますが人間の脳は生存本能に従って出来るだけエネルギーを温存する特性があります。そのため人はやりたいことしかやらないようにできていますし、やりたくないことはとことん避ける傾向にあります。

そんな読書に苦手意識を持っていた私が何故読書を習慣化できたかと言えば、実は最初はとあるYouTube動画を見て、「電車での通退勤時のスキマ時間に読書をして成功体験を重ねたら自信がつく」という言葉を聞いて、「あ、それをゴールにしよう」と決め、最初は1週間で1冊のペースで読み進めていました。

そしてそろそろそれも息切れし始めたころ、ふと先日、ダイエットのゴールである『健康的に心豊かな生活を送っていて毎日ウキウキワクワクで過ごしている』状態を達成し続けるためにはストレスを溜めないことが大前提だったため、ストレス解消のためには読書ってすごいいいんじゃないの?と気づいて取り入れたからです。

つまり私は【本を読むこと】をゴールにするのではなく、
まずはスキマ時間で読書をする⇒成功体験を重ねて自信を付けていく
というゴールから
すでに生活の中に溶け込んでいるダイエットのゴールにはストレスは大敵
⇒じゃあ6分間で68%のストレスを軽減する読書が必要だと感じたから習慣化しようと腑に落ちたのです。

そうしたアプローチを経て読書を習慣化し、更にゴールを立てられるなという自分の直感に従い、ダイエットの時と同様、毎日の読書を経て自分は何をしたいのか?どうなりたいのか?を考え、その状況を徹底的にイメージした結果、

年に4000冊の本を読むことで蓄えた知識を生かし、私を頼ってきた人たちに対してテンプレート通りではなく個々に合わせたアンサーを出し、その人たちが心豊かな人生を歩むためのサポートをし、感謝されて心地がいい毎日を過ごしているというゴール達成に必要であると感じ、その結果毎日1.5冊の本を読むことが出来るようになったのです。

これは読書やダイエットに限ったことじゃなく、自分の現状の外側に本当に自分がやりたいこと(Want to)をゴールにして、そこから逆算的に考えていけば、習慣化したいことは身に着いてきます。

まとめ

というわけでまとめです。

〇読書の習慣化に失敗していたのは、本を読むことをゴールにしていたから
〇手の届く範囲のゴールは現状の内側だと脳は判断し、現状維持を選んで何も変わらない
〇それはダイエットにおいて体重を落とすことをゴールにするとリバウンドするのと一緒である
〇ダイエットも読書も、まず現状の外側に自分のやりたいことをゴールに設定し、そこから逆算的に考えていけば必然的に痩せていけるし読書も習慣化できる

この理屈は『働きマン』という漫画のエピソードにもありました。
確か新入社員の面接の回で、志望動機をボールに見立て、入社を的にして投げるとその前で失速するけども、入社した後の自分のやりたいことを的にして投げれば入社の的に軽々当たるという例えでしたが、まさに読書もダイエットもこれに当てはまると思いました。

私にとって読書は97㎏から-30㎏以上痩せた以上は、今以上に健康的で心豊かな生活を送り幸せに生きるためにも必要不可欠な習慣だと価値観を書き換え、さらに多くの悩める人のサポートをしその人たちに感謝されてすがすがしい気持ちでいるためにも必要な習慣だという新たな価値観を持つことが出来ました。

読書を習慣化したいと思ってもできない人は今回の記事が参考になれば嬉しいです。

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