オーストラリア事情①

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コラム
今日も元気にオーストラリアからこんにちは!

雨続きだったシドニーにもようやく青空が帰ってきました。
やっぱり、お天気だと気持ちがよくて外に出たくなりますね♪

さて、今日はオーストラリア事情についてお話ししようと思います。


私は在豪歴7年。
住み始めた頃は色々なことが初めてでドキドキワクワク。

来たばかりの頃は右も左もわからず、とりあえずオーストラリアと言えば、ビーチ!ということで
一度やってみたかった、ビーチで寝そべって本を読む、をやってみたりしました。
ですが全然、本に集中できず、、、
しかもビーチは暑い!
紫外線半端なく強い!
光が眩しすぎて本の文字がチカチカする!
そもそも日本で寝る間も惜しんでバリバリ働いてた私が、寝そべってぼーっとすることができない!なんかソワソワする。
おまけによく分からない罪悪感を感じる。

働きもしないでこんなことをしてていいんだろうか。。。

これは7年住んでもあまり変わりませんでした。

きっと私の気質的に「ぼー」っとができないのでしょう。
忙しなく動き回ってる方が性分に合ってる気がします。



そして、オーストラリアは人種のるつぼでもあります。
色々なバックグラウンドを持った人たちが暮らす国。(アメリカと似ていますね)共用言語は英語ですが、たとえ英語が話せても根本的なところでお互い理解できなかったりもします。そして英語のアクセントや言い回しがアメリカとは違うので、来た当初はほとんど理解できず何度聞き返しても理解できないということもありました(涙)
laundry(コインランドリー)はどこですか?と聞いたらlingerie(下着)と聞き間違えらて下着屋さんを案内されたりしたこともありました(笑)



それからオーストラリアに来るとこの言葉をよく耳にします。

「No Worries、All good」

訳すと、「大丈夫、何も問題ないよ」

たとえば
リマインダーで
「明日の6時にディナーの予約は入っていますか」
「No Worries、All good」

お店でカードでの支払いをした後に
「No Worries、All good」(問題なく決済されました)

「先日はお世話になりました」
「No Worries、All good」(お安い御用さ)

オーストラリア人はとてもフレンドリーにこんな風に軽く会話を交わします。
「No Worries、All good」
これはどんなことも、”お安い御用”的なニュアンスで使われます。
ですが、この「No Worries、All good」
実はけっこうトリッキーだったりもします。
大事な仕事でポカをしても「No Worries、All good」という人がいるんです。

「実は頼まれていた締切に間に合わないのですが」
「No Worries、All good」(まぁ大丈夫でしょ)

いやいや!そこはしっかり対処しなくちゃダメでしょ!っていう場面でも
「No Worries、All good」


うーん、、、なんだかな。
真剣味に欠けるというか、、、
誠実さが足りないというか、、、
まぁ、いい意味では楽観的ですが、、、

来たばかりの頃はこの言葉にか・な・りイライラしました。
だって色々なことが進まないんです。
日本だったらスムーズに行くこともこの国では対応が遅い!
というか忘れられてる?

そうなんです。忘れられることが普通にあるので忘れてほしくないことは念を押さないといけないんです。

今、現在進行形で待ち続けていることは、庭の芝狩り。
かれこれ頼んでから1ヶ月以上が経ちますがまだ来ません。
リマインダーは入れているのですが、やってくる気配さへありませんし遅れていることに対してお詫びも何もありません。

だけどこれ、オーストラリアではあるあるです。

この国で暮らすには
「No Worries、All good」
これなしには楽しく暮らしていくことはできません。

7年住んで、私が身につけた彼らの精神
何が起きても
「No Worries、All good!」大丈夫、なんとかなるさ!

忙しなく働く日本人にもしかしたら必要な言葉かもしれませんね。


今日も拝読ありがとうございました。






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