はじめに
selffit設立の流れ、または自分のことを皆さんにも知っていたい。そんな気持ちでここに記していく。
目次
コンプレックス
自分のプライド
自分が自分であるために
社会人
トレーニングジムに通いだす
食事
理想の具体化
絶対必要な食事
筋力トレーニング
変わった自分
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コンプレックス
settaku21才、90kgの僕は昔の友人に会いたくないくらい、自分の体型にコンプレックスを持っていた。
もともとは野球をしていて、中学の頃は55㎏くらいで、体脂肪率は1桁だったことを覚えている。
高校野球が終わり急激に太り始めた。
もともと野球をする前から太り気味だった僕は野球を通して痩せていったといっても過言ではない。
20歳の僕は約85kgくらいだったろうか。
久しぶりに会う友達も少し困惑した様子がうかがえた。
それは言わなくても伝わるもので、自分の性格上、ちょっとくらい笑いを取れた方がまだマシだった気がする。
自分のプライド
就職も決まり、母親とスーツを買いに行ったときに、「いいかげん痩せたら?」と母親に言われた。
今となっては冗談半分、優しさ半分だったと思うのだが、「うるせーな!」と怒った。
現実を受け入れたくなかったのだ。
認めたくなかったのだと思う。
少しは男としてプライドがあったのだろうか。
それからは、自分が嫌いだった。醜く思った。
決して自分のことが好きだったわけでもないが昔は今よりも好きだった気がする。
友達も多かったし、遊んでたし。
そんな過去の思い出が頭に残ったまま、捨てきれないプライドと、理想と現実のギャップに苦しむ毎日だった。
それからの日々は自分の醜い体型のために頑張った。
手当たり次第ダイエットをして徐々に痩せていった。
自分の理想をかなえるために。
男である以上男らしい体型に憧れる。
自分が自分のことがある程度好きにならないと生きていて辛いのは自分も経験済みである。
自分が自分であるために
自分を自分で意識することは「自意識」と呼ばれる。
「自意識」というものはとても大事なものであると確信している。
よく、自意識過剰と、マイナスの意味で使われていることが多いが、
自分とは他人からの評価で自分が形成させるものではない。
自分とは自分で自分を感じ形成されるものであると思う。
太っていた時の自分は他人からの評価で、自分を見つめることしかできなかった。
自分が自分であることをあきらめ、着飾ることも、格好をつけることもしなくなった。
それは紛れもなく自意識の低下であると考える。
自意識があれば、もっと自分の理想に突き進み、理想に近づくにつれ自信が湧いてくるものだ。だとしたら少しぐらい自意識過剰でもいいと思う。
社会人 の自分
20代前半、90kgまで体重は増えていった。
社会人になった自分は学生時代の友達や過去の友達と会うことがなくなった。
就職は地元から離れ上京し、過去の自分を知らない人達と楽しく過ごすことができると思った。
徐々に痩せていくにつれて、できることが増えていった。
着れなかった服が着れるようになり、昔の友達とも徐々に会おうかなと思い始めてきた。ただ自分の着たい服を着ても似合う感じはなかった。服のセンスはあるか知らないが、サイズ感?シルエットが太い?感じはわかる。
まだまだ時間がかかりそうだった。
トレーニングジムに通いだす
20代半ばになってから運動を取り入れていった。
もともと運動部の僕は筋トレは好きなはずだった。しかし、5kgくらい痩せたときに飽きてやめてしまった。
やり方がわからなかったのだ。
やり方がわからないから続かないし、成果が体重の減少だけだった。
理想のカラダとは程遠く、やせ細っていった。
筋トレの失敗の要因
・やり方がわからない
・行う量がわからない
・行う時間がわからない
・効果がわからない
・重さの設定がわからない
食事
自分が痩せた理由を振り返ると食事であるといえる。
なにせ食べなかった。一日一食、クッキー1枚なんてこともあった。
また社会人一年目は仕事が嫌で、休みの前の日の晩だけ目一杯食べるような生活をしていた。いわゆる不健康に脂肪と筋肉を落としていった。
このころは精神的なストレスもあったのか、平日の夜は食事が喉を通らなかったし、痩せれるからいいやと思いながら食事を抜くような状態であった。
食事の失敗の要因
・食べない
・食事を抜けば痩せれる
・一度にバカ食い
・食べないことがいいと思っていた。
理想の具体化
そして、20代半ばで75㎏程度になった。なんやかんや食べないダイエットで15kgくらい落とした。でも、168cmの僕はまだまだ太り気味の体型であることは間違いなかった。
このころ転職をした。
この転職を機にちゃんとダイエットについて学ぼうと思った。
自分の理想のカラダを具体的な画像で探してその人の体型になってかっこいい服を着てやる。
僕は理学療法士なので筋肉には詳しかった。ただ筋トレで体を大きくするのとリハビリとでは、少し意味が違うので勉強する必要があった。どこの筋肉がついたら理想に近づくのかを研究した。
また目標をただ漠然に痩せるのではなく、痩せて、かっこいいカラダになって、何をしたいのか、どんな風に人生を変えたいのか考えた。
目標設定
・目標の具体化
・理想の先を設定する
・体型を変えてその先、どうしたいのかを考える
絶対必要な食事
食事を勉強する上で食べないことはありえない。
体に必要な分の食事をちゃんと計画的にとる必要があることを理解した。
タンパク質、脂質、炭水化物それぞれの役割を勉強し、今の自分の運動量や、カロリーを踏まえて摂取することの必要さを知ることができた。
また食べ方やタイミングの重要性が自分のカラダを通して体験することができた。体重は減っていくけれども筋肉を落とすことなく脂肪だけ落とすことができるようになった。
食事の重要性
・食事のタイミング
・栄養の種類
・理想の体型になるために必要な栄養素の学習
・栄養の摂取の方法
筋力トレーニング
トレーニングは最初部位別に勉強していった。自分に必要な部位はほとんどだが、胸と背中、肩を中心に勉強した。
またジムにある様々なマシンの特性を調べ自分に合うトレーニングを選択していった。また有酸素運動、無酸素運動や代償動作など、運動の種類の特性や代償動作についても学んでいった。
目的や目標があることで自分に足りないところがわかり、より目的をもってトレーニングすることができるようになった。その結果モチベーションも下がることなくトレーニングの継続ができるようになった。
筋トレについて必要なこと
・自分に足りない部位のトレーニングの勉強
・マシンの特性の勉強
・トレーニングの正しいフォームの勉強
・運動の種類の勉強(有酸素、無酸素など)
変わった自分
筋トレと食事について失敗を繰り返しながらやってきた僕は気づけば60㎏、今現在では、57㎏台になっている。
今では服も自分がいいなと思う服はサイズで困ることは少なくなった。また昔の友人とも積極的に会うことができるようになった。
それと同時に明るくなった。色々なことに挑戦できるようになってきた。もともと体型で色々億劫だった自分が少し前向きになってきていろんなことに挑戦できるようになった。容姿も90kgの時よりも少なからず、今の方がかっこいいはずだ。
どう変わったか
・着たい服が着れる
・積極的に人に会える
・自信がつく
・チャレンジできる
・かっこよくなれる
同じ悩みを持った人を少しでも助けたい
こうした自分自身の葛藤の中、ようやく自身を取り戻してきた自分は、他にも体で悩みがある人はいると思った。
もちろん、太ってしまって自分の体型にコンプレックスがある人はもちろん、理学療法士をしていて、痛みによって運動がうまくできない人をたくさん見てきた。
生活習慣病だが食事をどうやって改善するかわからない人、運動の仕方がわからない人。
そのほとんどが昔の自分と全く同じ悩みなのではないか。
もちろん、その悩みが医学的観点から治すことが難しいことがあることは、病院時代に嫌というほど学んできた。
しかし、もっと早く生活習慣を変えていたら、救える命や救える自分の残りの人生の長さや質は多くあったはずだ。
そんな考えが浮かんで、そのような人の力になりたいと思った。
これからの自分
これからの自分はいったい何ができるだろう。一人の人間として、一人の理学療法士として、一人の太っていた男として。
同じ境遇の人、医療的に困っている人の力になるためにはどうしたらよいのかと考えた。
痩せたらこんなに世界が変わるんだ。もっとみんなに知ってもらいたい。
健康に元気に過ごすにはこうしたらいいんだよ。もっとみんなに知ってもらいたい。
自分の体型や体調を自分でコントロールできるようになれば、みんなが幸せになれるのではないか。
なぜ体型や体調、痛みをコントロールできないのか。
それは自分が悩んできたことと同じで
・知識がない。(ダイエットについて、病気について)
・実践する機会がない。
・同じ悩みを持った仲間がいない。
のではないか。ならば作った方がいいと思った。
みなさん一人ひとりが自分自身のパーソナルトレーナーや理学療法士になれればいいと思った。
減量したいときに正しいやり方で痩せることができ、正しいやり方で増量ができる。また正しいやり方でトレーニングすればケガも少なくなるだろう。
医者に診断されて「運動してください」と言われたという人は数多くいるだろう。
じゃどんなことに気を付けてどのような強度、頻度でどんな運動をした方がいいのか、それがわからないから運動ができない。
分かれば自分に合った運動ができるだろう。
そんな世界があったら、すべての人が体型を自分の理想に近づけられ、いつまでも元気に暮らせるよう自己管理できる世界ができると思う。
自己管理ができれば、家族や大切な人に教えることができるだろう。
僕が今こうしてみなさんに向けて記事を書いているように、
僕からみなさんにも広がって、みなさんも僕の知らない大切な人に広げてほしい。
そうやってどんどん広がるように、「SELFFIT」を立ち上げた。
「SELFFIT」にはそんな思いが込められている。
自分自身で自己管理ができるように学んでいただけるように、
一人ひとりが自分の最高のパーソナルトレーナーになれるように。