にわかコンサル多すぎ・・・。

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ビジネス・マーケティング
最近、とある活動をしていて、新しく同業の存在を知ったりするのだが、非常に残念に思うことがある。

WEB制作業者が、「WEBサイト作りますよ。採用サイト作りますよ。indeedにも連携させますよ。グーグルお仕事検索にも連携させますよ。だって私は採用コンサルだから。」という内容でメッセージを発信している。

・・・ヤバイヤバイ。

”コンサル”の言葉の質を頼むから下げんといてくれよ。

上の例は、ただ求人の掲載先を増やしているだけやん。

少し踏み込んで言ってくれる業者でさえ、「もっとイメージしやすい求人内容にしないと駄目ですよ」ぐらいしか言わない。

しかもその内容でお客様に助言するなら、”採用コンサル”じゃなくて、”応募コンサル”やからね。

お願いだから、「どうやって、イカしたWEBを作って喜んでもらえるか?」しか考えていない状態で、採用の分野に口を挟まないでほしい。質の低い情報が蔓延するから。

助言できたとして、上にも書いた通り”応募獲得”までについてなら言えると思う。

しかし、お客様に助言を入れるなら、ただ流行りのindeedやグーグルお仕事検索に連携させて「はい素晴らしい!!」と単純に終わらせてはいけない。
indeedで求人を無料で投稿するには、indeed上で直接求人投稿を行う以外の手段は無い。新しく作った採用サイトが”オーガニック”に拾われるなんてことは、もう起こらない。(とある方法だけ例外として存在する)

連携が出来たとして、その採用サイトを使って、indeed上での求人広告運用が始まるだけだ。

それだけなら、「indeedに求人が載ります」というだけの目的で採用サイトを作る必要なんて無い。

どうしても応募獲得のコンサルをしたいのであれば、CPC広告の概念を勉強しないといけない。競合を調査しないといけない。同じCPC広告の求人媒体がindeed以外にあるのかを知らないといけない。そしてそれぞれの職種ごとのCPC相場を調査しないといけない。

もっと言うと、クリック率やコンバージョンを上げるために、セールスコピーなどの行動心理学を学ばないといけない。

色々なKPIも学んで、計算の中に出てくる”コスト”の中に工数(作業にかかる人件費と時間)を含めて、数字に基づいた求人の運用を行わないといけない。
まだまだ、要素はたくさんあるが、そこまでやって、初めて、”応募コンサル”と言えるだろう。

それを超えて、”採用コンサル”をうたうのであれば、応募者対応のシステム作りや、応募者のリスト管理や、退職時対応のてこ入れ、などなど、を行って、面接率・採用率・入社率・定着率・満足度なども数字として、お客様に提供できて、さらにその数字毎の改善策を提示出来てこそ、”採用コンサル”と言える。

もっともっも言うと、「WEB求人を使っていないなんて、時代遅れだ!」とか根拠なしで言っている時点で、いろいろな数字が見えていないし、まずマーケットを理解していない。

もし、あなたが”採用コンサル”としてこの記事を読んでくれていたとしたら、気を付けてほしい。

数字が見えていないコンサルは山ほどいる。その中で戦っているうちは、「ラッキーのおかげで顧客が存在している」に過ぎない。
是非、各KPIの理解を深めて、他のコンサルから顧客を奪っていってほしい。
そうすれば、質の低い情報のパンデミックを抑えられると思う。
なんで、こんな事を言うかって?

このマーケット内の顧客見込みが信じる”情報の質”が向上すれば、私にとっても新規営業がラクになるから👍

伝えられる情報の質の高さが、伝わりやすくなるから。

さあ、あなたもエセ採用コンサルから顧客を奪っていこう。
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