IT導入補助金2020 新型コロナ特別枠の補助率が、最大3/4に拡充されました!

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IT・テクノロジー
緊急事態宣言が明けて、いざ再スタート!
と、気持ちを新たにされている方は多いのではないでしょうか。

全国民に一律10万円の給付金が出たり、休業を余儀なくされた事業者に「感染拡大防止協力金」が出るなど、個人、企業に関わらず、これからのため(先立つもの=資金繰り)に様々な努力をされていることと思います。

皆さまは『IT導入補助金』というものをご存知でしょうか?

IT導入補助金とは?

文字通り、IT関連のソフトやツールを導入するため設けられた補助金です。
5年前、経産省が国のお金を使って、中小・小規模事業者向けにITツールを活用した生産性(売上)向上と業務効率UPのために始めた補助金制度です。

まぁ、国としたら80%以上を占める中小零細企業にテコ入れするのは至極当たり前なことで、国の税収UPのための施策ともいえます。

IT導入補助金の活用例を事業者目線で見てみましょう。

1)10人ほどの訪問介護事業者の「課題」が、従業員の勤怠・給与管理、請求業務の効率化だとします。

2)システムに強い従業員がいない。もしくはシステムを購入する予算が無い。

3)そんな時にソフトウェアやアプリの購入、導入支援までを低予算で可能であれば、是非頼みたい!

4)IT導入補助金には様々なITツールがあるので、その中から「課題」を解決してくれそうなものを探します。

5)しかし、探すのはとても難しいので、IT導入支援事業者と話し合いながら決めていきます。


どんなITツールがあるの?
ITツールには様々なものがあります。分かりやすいものを下記に例示します。
・勤怠管理のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツール
・給与計算、経理RPAツール
・顧客情報、販売情報自動集計ツール
・決済、資金回収管理の自動化
・リモート転換のためのクラウド情報管理アプリ
・実店舗⇒インターネット新規顧客獲得のためのカート決済機能

対象者・申請者条件

中小企業、小規模事業者(対象外の事業分野もあります)
※日本国内の個人、法人であること
※申請者が営む事業場内最低賃金が法令上の地域別最低賃金以上であること

コロナ特別枠C類型とは?

1)補助率

新型コロナ感染拡大を受けて、特別枠C類型(2/3の補助率)が作られました。通常枠(A類型、B類型)の補助率は1/2でした。C類型はその後さらに拡充され、最大3/4の補助率になりました!

例えば、100万円のITツールへ事業投資を行った場合、
補助金申請が通れば75万円が交付され、実質25万円の投資となります。
(※補助金は事業完了後に交付されるので100万円は先に支払う必要あり)

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2)対象となるITツール

下記のソフトウェアから1つ以上のITツールを選択する必要があります。また、オプションと役務は必要に応じて選択できます。

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3)コロナ感染拡大の影響に対する対応

申請するITツールの1/6以上の経費が下記のいずれかに該当する必要があります。
 甲)サプライチェーンの毀損への対応
 乙)非対面型ビジネスモデルへの転換
 丙)テレワーク環境の整備
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スケジュール

・2次締切 6月12日(金)
・3次締切 6月26日(金)
・4次締切 7月10日(金)

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補助金の申請準備については、
いくつかポイントがありますので、
別ブログにて解説いたします。

まだ平常時には程遠い状況ですが、立ち止まっていても前には進みませんので(あたり前ですが...)、使えるものはうまく活用して少しでも現状打破、事業者様の未来が明るくなれば幸いに思います。



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