初心者さん向け 初めてのイラスト依頼講座③

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こんにちは。イラストレーターのはしもんです。
イラストを発注しようとサービス内容を確認すると聞き慣れない単語の連続…
そんな技術的なお悩みをシンプルに解説する講座です。

少々間が空いてしまいましたが、第三回目。
今回は「カラーモード」についてお話させていただきます。

イラスト制作のサービス内容を確認した際
カラーモードRGB
カラーモードCMYK
なんて表記、見たことありませんか?

カラーモードとは色の表現方法のことです。
実は色は出力する媒体によって着色表現の方法が違うんです。

パソコンやスマートフォンなど、モニター(web)に出力する場合
色は光の三原則である 赤(R)、緑(G)、青(B)で構成されます。
それぞれの色のアルファベットの頭文字を取ってRGB
これが「カラーモードRGB」です。

紙媒体など印刷して出力する場合、
色は色料の三原則である シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に
ブラック(K)のインクを使用して構成します。
こちらもそれぞれの色のアルファベットの頭文字を取ってCMYK
これが「カラーモードCMYK」です。

カラーモードについて.jpg


ちなみにCMYKKがBlackの「B」ではなくなぜ「K」なのか。
一瞬、アルファベットKuroの「K」?なんて考えるかもしれませんが
このKはKey plate(キープレート)の頭文字を取った「K」です。
キープレートとは画像の輪郭など細部を示すために用いられた印刷板のことでこの印刷版によく黒が用いられていたことから、Kが黒を表す由来とされています。

色の作りの違い。なんとなくおわかりいただけたでしょうか?

このように、出力の仕方によってカラーモードを変更しなくてはならないので
ご依頼の際はイラストをモニター(web)で使うのか、印刷するのか、イラストレーターさんにしっかり伝えてください。
使用用途を伝えていただければ大抵のイラストレーターは自主的にモードを設定してくれるはずです。

モニター(web)と印刷の両方で使用したい場合は、CMYK、RGBそれぞれのデータを制作してもらった方が良いでしょう。

また、イラスト制作のサービス内容に「カラーモードRGBで制作します。」
と表記がある場合はモニター(web)用のイラストしか対応していない場合もあるので印刷するイラストをお願いしたい場合は印刷物対応できるか確認することを推奨します。

私のイラストサービスも基本、モニター(web)用のアイコンなのですが、まれに印刷して使いたいというお客様もいらっしゃるので、事前に確認していただけるとお取引もスムーズに行くと思います。

自分が受けたいサービスと相手が提供してくれるサービスが合致しているか
きちんと見極めることが必要です。

では、また次回の講座でお会いしましょう^^



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