「頑張っても成果がでない...」の本当の原因は何か?

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ビジネス・マーケティング
今回は、頑張っているのになかなか成果が出ないという状況に対して、どのような原因があり、どのような解決策があるのかを紹介します。
自分が出来てないので、必死に取り戻そうとして、ずっと頑張っていたら、最近主人が「ずっとiPadみてる」「俺の話しを聞いていない」と言われて、私も主人が話しかけてきたら「うるさい」と言ってしまう...。
この話はお客さんから聞いた話で、このお客さんは一生懸命頑張っているのに思うような成果が出ていないという状況に悩んでいるということでした。

頑張っているのに成果がでない...もっと時間をかける?

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思ったほど成果が出ていなくて、もっと成果を出すために、新しい施策や取り組みが必要だと想い、新しい知識や勉強をしました。

■ 新しい施策には時間が必要
しかし、それによってさらに時間が必要になってしまい、どんどん時間がなくなるという悪循環に陥っていました。
結果的に、本来大切にするべき時間までも仕事に使っていて、家族との時間がなくなったり、自分が望んでいた状況からどんどん遠ざかってしまっていると感じていたようです。
つまり、今回のテーマは「頑張っているのに成果が出ない」時に、どんな対策があるのかを紹介します。

■ もっと時間があれば解決するのか?
このお客さんと話していると、この問題の解決策としては「今の自分の時間だけでは足りないから、他の人に手伝ってもらったり、外注を利用したら解決するのでは?」と考えていました。
でも、「外注を使う」という方法が本当に解決策になるのかを考えてみる必要があります。

■ こうなった原因はなんだ?
というのも、この状況になった原因を考えてみないといけません。
頑張っているにもかかわらず成果が出ていないということは、その仕事と成果がに紐づいていないことが原因にあります。

成果に繋がらない仕事を拡大させる危険

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もしかしたら、そのまま継続することで成果につながる可能性もありますが、今の時点では成果には直結してない状況です。
その状態で、外注を使って拡大をすると、成果が出ていない仕事をそのまま拡大してしまうことになります。

■ 成果が出てない仕事を外注すると赤字になる
成果が出ていない状態で仕事をその外注にしてもらうと、生産性はやっぱり低くなり生産性は低くなってしまっています。
つまり、払った費用に対しての成果っていうのがなかなか見込めなくて回収ができない可能性が高くなります。

成果がでない本当の原因

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結局のところ、頑張っているのにも関わらず成果が出ないということは、本当の原因は「自分の時間が足りない」のではなく、「自分の時間を成果の出る仕事に適切に配分できていないこと」にあると言えます。

頑張っても成果がでない本当の原因:「自分の時間が足りない」のではなく、「自分の時間を成果の出る仕事に適切に配分できていないこと」

今、自分がどんな仕事をしているのか、どんなことに時間を使っているのかを整理して、その仕事を「成果に繋がっている仕事」「成果に繋がっていない仕事」にしっかりと分類しないといけません。
そして、成果の出る仕事はそのまま継続して成果が出てない仕事については、縮小するか中止するという判断をしないといけません。

成果のでてない仕事は中止して、成果のでてる仕事に集中する

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自分の仕事を正確に判断し、成果の出ていない仕事は減らし、反対に成果の出ていることに時間とお金を集中することで、より成果を上げることは直感的にイメージできます。

例えば、もし商品もあって販売の仕組みがあるのであれば、集客に力をいれて、もっとたくさんの顧客を獲得することで頑張った分が成果に直結します。

また、集客が上手くいっている場合には、セールスを改善したり、新しい商品をつくることで、これもまた成果に直結します。

課題:成果に繋がる仕事を判断できない

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でも、ここでさらなる課題が出てきます。
確かに、成果に直結する仕事と、直結しない仕事を正確に判断できるようになれば、成果の出る仕事だけに集中することができて、働いた分だけ成果が得られます。

■ 実際は客観的に判断ができない
しかし、今回のケースでもそうですが、成果に繋がる仕事と成果に繋がらない仕事を、客観的に判断するというのはほとんどの人ができていないという現実があります。

なぜ、知っているのにできない?

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今回の話はすごく特別な話をしているのではなくて、成果の出る仕事に集中しましょうというよくある話です。
でも、それが実践できている人が少ないということは、知っていてもなかなか実践は出来ない他の原因があると考えられます。

■ 人は自分のことは客観的に判断できない
成果に直結する仕事とそうでない仕事を正確に判断することができない最大の原因があります。
それは「人は先入観があって自分のことを冷静には判断できない」ということです。
例えば、自分がそれまで時間とお金をかけてやってきた仕事や自分がこうすれば成功すると思っていることが、客観的に見て成果につながらない仕事であることがよくあります。
そのような状況で、自分が頑張ってきたことが成果に繋がっていないという事実を受け止める必要があります。

■ 時には努力が否定されたと感じる時もある
もし、それは自分の努力や認識が間違っていたことを認めることになるので、なかなか受け入れることができないのです。
あともうちょっと頑張ったら成果がでるはず...と思って、そのまま続けてしまいます。

同じ時間で成果を出す本当の解決策

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この自分のことを客観的に判断が判断ができないことによって、成果に直結する仕事と成果に直結しない仕事を冷静に判断ができないということに対して、どのような解決策があるかを考えてみます。

■ 1つ目の解決策:自分で意識する
一つ目の解決策は、自分では冷静に判断ができないことをしっかり受け止めて、自分自身の先入観を一旦、置いといて冷静に判断をするということです。
しかし、この方法そのものが、それまで自分がやってきた方法で、しかも、成果が出なかった方法です。つまり、この判断をすること自体で先入観を取り除くことができていない可能性があり、あまりお勧めはできません。

■ 2つ目の解決策:人に相談する(推奨)
二つ目の解決策は、自分自身が正しく判断できないことを受け入れ、他の人に相談することです。
他の人に自分の状況を話し、客観的な判断をする環境を作ることができます。個人的には、他の人に話して整理することが、新しい発見につながることもあるためおすすめです。

個別コンサルでの認識のズレ

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実際、僕は個別コンサルをしているのですが、その個別コンサルをしている中で、実際、お客さんが「自分に必要なことである」と考えていること、僕が「お客さんの状況を聞いて」必要であると考えたことには、大きなズレがあります。

■ 実際の認識のズレの事例
例えば、集客を頑張らないといけないと考えている人に対して、集客じゃなくてリピート商品をつくることが必要だと施策の方向転換をしてもらうこともあります。
他にも、商品単価を1万円くらいのものをつくろうと考えてた人に対して、10万円の商品をつくってもらうこともありました。
他にも、SNS集客を頑張ろうと考えていた人に対して、もっと別のオフラインの集客方法を提案したこともあります。

■ 成果のでてない仕事の拡大は借金と同じ
時間を増やすことで、成果を高めるということは、その成果そのものは改善される可能性がありますが、本来自分の持ってる以上のものを投資をしようとしている状態です。
つまり、今の投資額だと成果がでないから、借金してお金を増やして投資をすると成果がでると考えているのに似ています。
でも、やっぱりこの方法だと、長期的に続けることができなくて、大切なのは自分の限られた時間と限られた資金をどこに集中的に投資することが成果につながるのかを判断するということです。

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