ロイ_統合失調症_入院5日目

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【はじめに】

このブログでは、看護学生の効率的な学習を支援するため
コピペ可能なアセスメントと看護計画を提供しています!

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時代は進化し、学習方法は増加してます

効率よく学び、人生を楽しもう!

それでは、看護学生ライフを楽しんでください!

ENJOY!!

【今回の情報】

S情報:
A氏の言動:
「また入院することになってしまった。自分では薬もちゃんと飲んでいたつもりだったんだけどな」
「こんなことになるなんて思ってもみなかった。家族には迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだ」
「退院したらまた仕事に復帰したいんだけど、どうなるかわからないな」
A氏の妻の言動:
「主人が再発してしまい、私も仕事を休んで付き添っています。でも、子供たちのことも心配で…」
「主人には退院後、通院と服薬を継続してほしいです。私も主人の支えになれるよう頑張ります」

O情報:
氏名:A氏
性別:男性
年齢:45歳
身長:175cm
体重:70kg
家族構成:妻(43歳)、長男(15歳)、長女(12歳)の4人家族
職業:会社員(事務職)
性格:几帳面で真面目だが、ストレスを溜め込みやすい
飲酒:機会飲酒程度
喫煙:1日10本程度
趣味:読書
食事:
入院前は1日3食、バランスの取れた食事を摂取していた。
現在は1日3食、病院食を全量摂取している。
嚥下力は問題なし。
水分:
入院前は1日1500ml程度摂取していた。
現在は1日1000ml程度摂取している。
認知機能:
見当識障害や記憶力低下は見られない。
睡眠:
入院前は不眠がちで、1日4〜5時間程度の睡眠時間だった。
現在は睡眠薬を服用し、1日7〜8時間程度の睡眠時間を確保している。
服薬状況:
入院前は自己管理で服薬していたが、時々飲み忘れがあった。
現在は看護師管理で服薬している。
コミュニケーション:
言動は穏やかで、医療スタッフとのコミュニケーションは良好。
幻聴や妄想による会話は見られない。
排尿・排泄:
入院前、現在ともに自立している。
歩行・移乗・入浴・着脱:
入院前、現在ともに自立している。
アレルギー:特になし
信仰:特になし
既往歴:
20歳時に統合失調症を発症し、以後3回の入退院を繰り返している。
40歳時に高血圧を指摘され、内服治療中。
入院経緯:
1週間前から幻聴が出現し、徐々に増悪。
家族が様子のおかしさに気づき、A氏を説得して当院を受診。
医師の判断で、精神科病棟に任意入院となった。

治療経過
入院後、定期的な服薬と精神療法が開始された。
幻聴は徐々に減少し、病識も回復傾向にある。
入院5日目の時点で、病状は安定している。
バイタルサイン:
入院時 血圧130/80mmHg、脈拍72回/分、体温36.5℃、SPO2 98%
入院中 血圧120/75mmHg、脈拍68回/分、体温36.7℃、SPO2 97%
現在 血圧125/80mmHg、脈拍70回/分、体温36.4℃、SPO2 99%
内服薬:
リスペリドン 2mg 1日2回朝夕食後
ブロナンセリン 4mg 1日1回就寝前
アムロジピン 5mg 1日1回朝食後
採血データ:
総蛋白 7.5g/dL
アルブミン 4.2g/dL
BUN 15mg/dL
GFR 80mL/min
K 4.1mEq/L
Na 140mEq/L
Hb 14.5g/dL
WBC 5500/μL
クレアチニン 0.8mg/dL
AST 25U/L
ALT 30U/L
γ-GTP 35U/L
CK 100U/L
LDL-C 120mg/dL
HDL-C 60mg/dL
TG 100mg/dL
HbA1c 5.5%
プロラクチン 15ng/mL
葉酸 8ng/mL

入院経緯
A氏は1週間前から幻聴が出現し、徐々に増悪していた。幻聴の内容は、「お前は無能だ」「死んだ方がいい」などの命令的で否定的なものであった。A氏は幻聴に振り回され、仕事にも集中できない状態だった。家族は以前にも同様のエピソードがあったことを知っており、A氏の病状の変化を心配していた。A氏の妻が説得を試みたが、A氏は「自分は大丈夫だ」と病識に乏しい様子だった。しかし、家族の説得が功を奏し、A氏は当院の精神科を受診することに同意した。
入院初日(2024年4月28日):
外来での医師の診察の結果、A氏は統合失調症の再燃と診断され、精神科病棟への任意入院が決定した。入院時、A氏は緊張した表情で、幻聴に悩まされている様子だった。病棟では、主治医による詳細な問診と身体診察が行われた。A氏の病歴、家族歴、生活歴などが確認され、治療方針が決定された。看護師によるバイタルサインのチェックでは、特に異常は見られなかった。主治医は、定期的な服薬と精神療法を開始することを説明し、A氏と家族の同意を得た。リスペリドン4mgの1日2回朝夕食後の内服が開始された。
入院2日目(2024年4月29日):
A氏は病棟の環境に徐々に慣れつつあるが、まだ緊張した様子が見られた。幻聴は持続しており、A氏は「声が聞こえる」と看護師に訴えた。主治医は、リスペリドンの効果を評価するため、1日の用量を6mgに増量した。看護師は、A氏の服薬状況を確認し、副作用の有無を観察した。精神療法として、主治医によるサポーティブな面接が行われた。A氏は自身の病状について語り、医療スタッフとの信頼関係を築き始めた。
入院3日目(2024年4月30日):
リスペリドンの増量により、A氏の幻聴は若干軽減したが、依然として存在していた。A氏は「声が小さくなってきた気がする」と報告した。主治医は、リスペリドンの用量を維持しつつ、ブロナンセリン4mgの1日1回就寝前の内服を追加した。看護師は、A氏の睡眠状況を確認し、不眠に対して睡眠薬の使用を検討した。作業療法士による評価が行われ、A氏の認知機能に大きな問題がないことが確認された。
入院4日目(2024年5月1日):
A氏の幻聴は徐々に改善傾向にあり、病識も回復しつつあった。A氏は「薬を飲んでいれば大丈夫かもしれない」と前向きな発言をするようになった。主治医は、現在の薬物療法を継続することを決定した。看護師は、A氏の服薬自己管理の可能性について評価を開始した。社会福祉士による面接が行われ、A氏の退院後の生活について話し合われた。A氏は「退院したら仕事に復帰したい」と希望を述べた。
入院5日目(2024年5月3日):
A氏の病状は安定しており、幻聴はほとんど消失した。A氏は「病気と向き合って、治療を続けていきたい」と語った。主治医は、薬物療法の効果を確認し、現在の処方を維持することを決定した。看護師は、A氏の服薬自己管理について、医療チームで検討を行った。作業療法では、A氏の職場復帰に向けた準備が開始された。退院に向けて、A氏と家族、医療チームでカンファレンスが行われ、退院後の治療計画が立案された。A氏は「家族と医療者の支えがあれば、再発を防げると思う」と前向きな発言をした。
以上が、A氏の入院5日目までの入院経緯と治療経過である。


【アセスメント】

生理的様式

1.酸素化

【呼吸器系指標】呼吸数 / 呼吸のリズム・深さ / 呼吸音 / SpO₂ / PaO₂・PaCO₂ / 呼吸困難 / 胸部レントゲン写真 / 喫煙 / 咳嗽・喀痰酸素化
【循環器系指標】脈拍数 / 脈拍のリズム・緊張度・強さ / 脈拍の欠損 / 心拍数・心音 / 心電図 / 血圧 / 血圧の左右差 / 粘膜の色や皮膚色・爪床色

酸素化・呼吸器系アセスメント:
呼吸数は18回/分で、正常範囲内である。呼吸のリズムは規則的で、深さは適切である。呼吸音は清明で、副雑音は聴取されない。SpO2は98%と良好な値を示している。PaO2とPaCO2については情報収集が必要である。呼吸困難の訴えはなく、安静時や会話時にも呼吸苦は見られない。胸部レントゲン写真では異常所見は認められない。喫煙については1日10本程度の喫煙歴があるが、現在は病棟内での喫煙はしていない。咳嗽や喀痰はない。
以上より、A氏の酸素化・呼吸器系の適応行動は、効果的に機能していると評価できる。呼吸数、リズム、深さ、呼吸音、SpO2の値はいずれも正常範囲内であり、呼吸困難や咳嗽、喀痰などの症状もない。ただし、喫煙習慣があることから、今後の呼吸器系への影響には注意が必要である。また、PaO2とPaCO2の値を確認し、より詳細なアセスメントを行うことが望ましい。
循環器系アセスメント:
脈拍数は70回/分で、正常範囲内である。脈拍のリズムは整で、緊張度と強さは適切である。脈拍の欠損は認められない。心拍数は70回/分で、心音は正常である。心電図については情報収集が必要である。血圧は125/80mmHgで、正常範囲内である。血圧の左右差については情報収集が必要である。粘膜の色や皮膚色、爪床色は正常で、チアノーゼは見られない。
以上より、A氏の循環器系の適応行動は、効果的に機能していると評価できる。脈拍数、リズム、緊張度、強さ、心拍数、心音、血圧はいずれも正常範囲内であり、循環障害を示唆する所見は認められない。ただし、心電図所見や血圧の左右差について情報収集を行い、より詳細なアセスメントを行うことが望ましい。また、A氏の高血圧の既往歴を考慮し、継続的な血圧管理が必要である。
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