家を建てる時の工事契約の注意点

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あなたが家を建てる時に、
施工会社と結ぶ契約についての注意点です。
注意点の前に、契約について説明しておきますね。
工事請負契約と呼ばれる契約は、
あなた(建築主又は施主)と
施工会社が締結する契約です。
その契約書の主な内容は
① 工事の内容について
② 請負代金の金額について
③ 工事を始める時期(着手)及び完成する時期について
④ 工事代金の支払い方法とその時期について
⑤ イレギュラーが発生した時の対応
⑥ 契約にどちらかが違反した場合について
と、主にこれくらいの内容が書かれています。
⑤は、例えば、工事の全部又は一部を中止、
変更があった場合、
③の工期や④の代金の変更は、どうするかが明記されます。
⑥は、例えば、違反によって工事の遅延や損害金、
違反金などが明記されます。
契約書は、色々な図書類で構成されています。
①工事請負契約書
②契約書の約款(約束事)
③工事の内訳明細書(見積もり)
④設計図
⑤仕様書(工事の方針)
⑥工事の工程表(スケジュール)
これらを1冊に製本されて、それに署名・押印をします。
そして、ここからが本題です。
請負工事契約書についての注意点ですが、
① 工事代金の支払い時期
通常、工事の代金は、3回に分けて支払います。
(※4回の場合もあります)
その時期は、通常、日付では明記されず、
1回目は、契約時
2回目は、上棟時
3回目は、完成時
の様に、工事の工程で、書かれていることが多い。
②近隣とのトラブルになった時の損害の負担や責任
例えば、工事の振動や騒音に対してや日照の問題があった場合の
責任や損害賠償等の負担は、どうするのかは、よく話し合ってくださいね。
③工程は、余裕をもって
初めから、無理を強いるようなスケジュールを立ててしまうと、
どこかにひずみがくるものです。
④本体工事の範囲と別途工事の範囲を明確に
これで、紛争になることが多くみられます。
契約前から、しっかり把握しておきましょう。
そもそも
請負工事は、
『請けたら、負ける』
契約です。
本当は、施工会社は、請ける限りは、
何が何でも建てなければなりません。
それが責任です。
『負う』と言うことなのです。
でも、この契約を、あなたがよく注意しておかないと
あなたが、『負けてしまう』かもしれません。
契約書の内容に、
少しでも、不安や心配があれば、
その都度、説明を求め、
納得のいくまで、契約の条項は、
時には削除してもらったり
時には、訂正や加筆を行いましょう。
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