心雑音はどういうときに聴取される?

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 前回は浮腫について解説しましたが、
他に「看護師が心雑音聴取すると看護記録に書いていましたが、どういうときに聞こえますか」
という質問を受けたので回答いたします。

 心雑音は、心臓の正常な血液の流れに何らかの障害がある場合に聴取される異常な音である。
 この音は、さまざまな心臓疾患や状態に関連して現れる可能性がある。以下にいくつかの一般的な心雑音の原因を挙げる

弁膜症

 心臓の弁に異常がある場合、血液の流れが制限されることがあります。この制限により、血液が通過する際に異常な音が発生し、心雑音として聴取される。特に、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症などで聴取される。

心室中隔欠損症

 心臓の室間隔に穴が開いている場合、血液が通常よりも多くの流れを生じることがある。この増加した血液流により、心臓の音が異常になり、心雑音が発生する。

心内膜炎

 心臓の内膜が炎症を起こす場合、弁膜に損傷が生じることがある。この損傷により、血液の流れが不規則になり、心雑音が聴取されることがある。

先天性心疾患

生まれつきの心臓の異常や欠損がある場合、心雑音が発生する可能性がある。先天性心疾患にはさまざまな種類があり、それぞれが心雑音を引き起こす特定の原因を持つ。

 これらは一般的な心雑音の原因の一部であり、他にも様々な要因が存在する。
 ご依頼を受けた場合、心雑音が聴取された場合のアセスメントやどのような点に注意が必要かなども合わせて回答いたします。
 ご興味がある方はご依頼の程、よろしくお願いいたします。

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