ブランディングの教科書には必ず書いてあるような基本として、「キャラ立ち」があります。
キャラ立ちにも色々ありますが、一番分かりやすいものは「見た目」です。
・遠くから見ても「あの人だ」とわかる。
・「〇〇(服装の特徴) 司法書士」などで調べればその人のページが検索結果の上位にあがってくる。
・「〇〇の司法書士といえばあの人」と誰もが思い浮かべる…。
そんな個性がないと作家にはなれないのでしょうか。
「私、作家になりたいから無理して毎日派手な着物を着ているのです。これって正直有効なんでしょうか?」
と相談してこられた女性がいました。
私の答えは…
「分かりやすい特徴はあるに越したことはない」です。
ブランディングを意識している方はみんな見た目に工夫をしています。
私が以前師事していた方は、いつもパステルカラーのスーツの胸ポケットから赤いハンカチをのぞかせていました。
際立って目立つ容姿でない限り、ファッションで周りと差をつけるのは大切だと思います。
「現代人が得る1日の情報量は、江戸時代の一年分に匹敵する」
という説があります。
真偽は定かでないですが、一人一人が取り込んでいる情報がすさまじく多いということは間違いないでしょう。
そんななか、自分を覚えてもらうのは至難の業。
だからばかばかしく思えても、見た目に対する工夫は必要なのです。
しかし、お考えの通り、そんな思惑はすぐ見抜かれます。
中身が「本物」でなければお客様は離れていきます。
…とはいいますが、見た目だけで人をだませている人はいっぱいいるのですがね…。
これを読んだ方は、「見た目でひきつけることは大事、でも中身でひきつけつづけることはもっと大事」だと覚えておいて欲しいと思います。