運動量が多い日に陥りがちな罠

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美容・ファッション
「お昼はサラダだけだったし、おやつに職場にあるお土産食べ得てもいいかな~」こんな風に考えて事ありませんか?

今回はダイエット中についつい陥ってしまう心理的な罠について、簡単に紹介していこうと思います。


ライセシング効果

冒頭で書いたような心理的な働きをライセシング効果、又はモラル・ライセシングといいます。

ある好ましい行為に取り組んだのだから、別の好ましい行為を怠ってもいいだろうと思う心理のことを指しています。

残業を頑張った月の浪費が増える、運動を頑張った日にデザートを食べる、例を上げれば枚挙にいとまがありませんね。ダイエットに限らず、様々な状況でライセシング効果が働きます。


ライセシング効果は無意識に起こる

「いやいや、ダイエット中はちゃんと食事制限できてるよ」と思われた方もいるでしょう。そこで、行動経済学者のJ・カトリンとY・ワンによって行われた実験を見ていきましょう。

この実験では、参加者にはさみの新商品を評価するように指示が出されました。試し切り用の神が200枚ほど用意され、一方の部屋には普通のごみ箱が、もう一方の部屋にはプラスしてリサイクルごみ箱が用意されました。

切られた紙の数を比較したところ、リサイクルごみ箱が置かれた部屋の方が3倍近くも多かったようです。

更に驚きなのが、実験後に行われた「環境保護に関する意識」というアンケートの回答で、どちらの部屋でも内容に差がなかったとのこと。リサイクルごみ箱という存在が紙の使用量の増加を無意識に引き起こしていたのです。

運動を頑張った日は無意識にご飯を多くよそったり、ドレッシングの量が増えていたりするかもしれないですね。おそろしや…。


ライセシング効果への対策
こうした無意識に起こる自分へのご褒美はどのように防いだらいいのでしょうか。

ここで私が提案する方法は、「できるだけいつも決まった量の運動をする」です。突然一駅分歩いて帰ったり、いつもより20分多く有酸素をしたりなど、極端なことをしてしまうとふとした瞬間に気が緩んで「今日はいいだろ」と思ってしまうものです。

この様なことをする場合は、前日に食べ過ぎたり、運動を怠けてしまった場合に行うのがいいでしょう。ちなみに私は、16時間断食明けの日はいつもより20グラム多めにパスタをゆでてます。それぐらいいいよね?
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