カロリー制限って効果あるの?

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 「明日からダイエットを始めるとしたらまず何する?」。友人に聞くとほとんどの場合「カロリー制限」と返ってきます。あなたもそう答えるのではないでしょうか?


 ご覧いただきありがとうございます。読書と筋トレが趣味のエンジニアトレーニーりんごです。

 今回は、ダイエット経験者なら一度は行ったことがあるであろうカロリー制限の効果について、科学的な知見を基に議論していきたいと思います。


いきなりですが、結論から先に申し上げます。

カロリー制限には一過性の減量効果があります!!

 何かどこかで聞いたことがある言い回しですが、「一過性」とは現象が一時的ですぐに消えること。つまり、一時は痩せるけどしばらくすると体重は戻っちゃうよということになります。


 そもそもダイエットにおいて、なぜカロリー制限が行われるのでしょう?これは、摂取するよりも多くのエネルギーを消費することで、脂肪が燃焼され体重を減少させるという考えがもとになっています。

 例えば、一日に2,500kcalを消費する男性が、減量の為に一日の摂取カロリーを2,000kcalに抑えてこれを30日間続けたとします。上記の理論に従えば、合計で30日×500kcal=15,000kcal、体脂肪にして約1.6キロが燃焼されたことになります。実に簡単な算数ですね。

 この理論は、摂取カロリーと消費カロリーが互いに影響を及ぼさないことが前提となっています。つまり、どんなカロリーが入ってこようが身体は常に2,500kcalを元気よく燃やし続けるという考えになります。直感的に、これは正しくないんじゃないか?と思われたのではないでしょうか。

 実際、半飢餓状態が続けば空腹を感じ、無気力になり、体温の低下を感じると思います。いわゆる代謝が下がった状態になるわけです。つまり、身体は常に同じカロリーを消費するということはなく、摂取カロリーと消費カロリーは互いに依存した関係にあるということになります。

 石油が限られている中、いつものようにストーブで部屋をガンガンに暖めるようなことはしませんよね?多少寒い思いをしても燃料を節約しようとするはずです。身体にも同じような省エネシステムが備わっているので、500kcalの差を維持したければ代謝の低下に合わせて、徐々に摂取カロリーを減らさないといけないということになります。
 そして、これを行い目標の体重を達成したころには一日の消費カロリーが落ちた太りやすい身体となってしまい、食事を元に戻すとリバウンドが起きてしまうということになるのです。


 じゃあ、体重を落としたら食事を元よりも少し低いカロリーに設定すればいいじゃん!と思いますよね。もちろんそうすればリバウンドが起きることはないでしょう。

 でもそれって現実的じゃないですよね。相対性理論をもとに精神と時の部屋を作ろうとすることぐらい無謀なことです。この飽食の時代で、常に空腹を感じる中、数々の誘惑を断ち切ってカロリー制限を続ける。そんなことをずっと続けられる人は並大抵の精神力じゃありません。そもそもそれが出来るなら最初から太ってないわけだし…。つまり、カロリー制限により減らした体重は元に戻ることが必然だと言えるでしょう。


 以上により、カロリー制限は確かに減量をもたらしますが、効果は一過性だということがお分かり頂けたかと思います。
 「多少戻ってでも2カ月で10キロ痩せたい」などの短期目標はカロリー制限を、「痩せた体系を常にキープしたい」などの長期目標はほかの方法を選んでダイエットすることをオススメします。ココナラでダイエットサービスを探す際には、この様なニーズに合わせて内容を吟味してみてください。


 ここまでお読みになっていただきありがとうございます。また次回の記事でお会いしましょう、バイバイ!
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