技術は進歩し、消防設備も日々進化しています。悲惨な火災が起これば、それを教訓に消防法はさらに厳しく改正されます。それでも火災がなくなることはありません。 なぜなら、そこに人がいるからです。放火・火の不始末・設備不具合の放置・避難経路の封鎖など、あらゆる惨事は人の仕業による場合が多いのです。 私は消防設備士の資格を全て取得しましたが、その資格をどう社会に還元するかが重要であると考えます。結局資格の価値を決めるのも、人の振る舞いだと思います。 誠実に日々の業務にあたり、建物の安全・安心を築いていく。そしてお客様の防災意識を高め、社会全体に安全のネットワークを広げていく。私の行動一つ一つは小さくても、きっと大きな波動に繋がると信じています。 いつの日か悲惨な火災がなくなる日を夢見て、今日も現場を走っています。