海外(北中南米)で約10年間生活・仕事を続けるにあたり、
どうしても“日本人”である限り避けて通れないのが、
文化・慣習・歴史の相違からくるコミュニケーションの軋轢、
ほとんどが無知や教育格差に基づく人種差別に偏見とどう向き合っていくか。
私自身もあがり症に自意識過剰、過呼吸にパニック障害を経験し
過去には自己啓発の本を読み漁り、その類のセミナーにも多々参加しましたが、
所謂逃げ場のない海外駐在では、やはり自分自身を変えていく事が重要だと認識。
仕事上、今ではスペイン語で100名規模のお客様やドクターの前での講演にプレゼンを
問題なく行えるようになり、例えば週末は現地人に武道を教え、
一つ一つの上記症状を克服していっております。
仕事からプライベートまでスペイン人、ベネズエラ人、コロンビア人、
パナマ人、メキシコ人、アメリカ人、コスタリカ、ボリビア、ペルー、キューバ、ブラジル、
ガイアナ、スリナムまで多くの国の人種と接し、
同じ言語圏(スペイン語、英語)であってもいかに世界は多様であるかを知覚しました。
これら地域に馴染めない方(日本人駐在員)は、
やはりどうしても“日本流”を持ち込み、全く異なる母国と比較してしまう事であり、
たった10年、されど10年当地に生活する身として、
色々な観点から各悩みにアドバイス・お役に立てればと。
私は全く彼らのレベルではありませんが、
例えばイチローさん、サッカーの本田さん、長友さん、
その他日本国外で活躍されている方、
やはり海外で挑戦するにあたり、そのコメント・記事を見る度に、
フィールドは異なれど、同様の葛藤を乗り越えて今を掴んでいるように思います。
海外で生活する事 =
すごい事ではありませんが(何かを成し遂げることが重要なので)、
治安・水が無料で手に入る国はそう多くはありません。
明日どう暮らしていくか?を考える人が多いのがこれらの地域。
残念ながら中南米は内戦、ゲリラ、誘拐、殺人など未だ身近にあり、
日本との居心地は比較にならず、心身ともに頑強・タフでなければ難しい生活環境。
そのような国での経験に何でも頼って下さい。
深くご相談にのりたいので、悩まれている事はその背景、どのようにこれまで向き合ってこられたのか、なるべく詳しく記載頂ければ幸甚です。