この出品者は半年以上ログインしていません。購入後、出品者から48時間以内に連絡がなかった取引は自動キャンセルされます。

限定再開: 貴方を突き刺す10冊の本紹介します

「凍った海原を突き刺す斧」としての読書

評価
販売実績
4
残り
5枠 / お願い中:0
限定再開: 貴方を突き刺す10冊の本紹介します 「凍った海原を突き刺す斧」としての読書 イメージ1
お届け日数
7日(予定) / 約5日(実績)
初回返答時間
5時間以内(実績)

サービス内容

【非常に多くのご要望があったため、期間限定で受付再開します。ただし、規定人数に達し次第終了】今の貴方への10冊を選定いたします。 累計読書数は数万冊に及び、具体的な実績もありますが、全くの嘘でもない限り何でも書けるこの場では、このようなアピールにはあまり意味がありませんね。従ってやや長めに書いたこの文章で判断して頂くほかないかと思います。空虚な自慢話は腐臭を放つだけなので、書きたくありません。 表題の「あなたを突き刺す本」とは、カフカが喝破した「書物とは、我々の内にある凍った海原を突き刺す斧でなければならないのだ」という言葉を受けたものです。意義ある読書とは、安易な自己肯定や、表面的な知識を得るためのものではありません。真に自己の人格を形成するためのものです。教養をドイツ語でBildungといいます。英語のbuildingと同じで、つまり自分の内面をつくり上げていくという意味です。今日の日本では、至る所で個性という言葉が強調されますが、個性というのは本来、内面から自然に湧き上がってくるものでも、所与のものでもありません。あくまで当人が外部から得たものが全てなのです。A.テニスンが述べているように"I am a part of all that I have met."「私は今まで出会った全てのものの一部である」ということです。自分というのはつまり、これまでに得た物の総体なのです。従って、積み上げのない人間にそもそも、個性などというものはないのです。 読書は個性、つまり人格形成のための最良手段に違いありません。なぜなら、時間と空間を超えて先人たちに教えを乞う、ほとんど唯一の手段が読書だからです。たまに「読書なんて実際の経験から比べたら意味がない」という言葉を聞きますが、残念ながらこれまで努力を怠ってきた人間による、惨めな自己正当化でしかありません。読書の意義は代理経験にあります。どんな天才であっても、個人の直接的な経験には限りがあります。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とはそういう意味です。他人の経験(歴史)を自らの糧とする、ということ。 私が推薦する本は、文学や歴史、哲学、社会、政治、評論等がメインになるかと思いますが、必ずしも表面上「お堅い」本ばかりではありません。難解な本であっても、意味もなく羅列するようなことはしません。

購入にあたってのお願い

差支えない範囲で構わないので、以下をご教示ください。 頂いた情報が具体的かつ詳細なほど、的確な選書が出来ます。 ・貴方の年齢、性別、職業 ・これまで印象に残っている本を数冊教えて下さい。 ・累計読書量(概算) ・普段何のために本を読んでいるか、または今の悩み 基本的には、Amazonで容易に入手できる日本語の本、高額過ぎない本、特殊要素がない本(例えば『失われた時を求めて』とか、原文『蜻蛉日記』を入れたりはしません)をご紹介しますが、現在古本のみ入手可能なものも含める場合があります。絶版書には名著が非常に多いのです。この場合でもAmazonでの入手容易性を考慮し、マーケットプレイスで出品ゼロのものや、価格にプレミアが付いているものは対象外としますので、ご安心ください。 補足 ・作者・タイトル・一言コメント・アマゾンリンク先×10のセットです。