高校化学のテキストを提供致します

化学で暗記が必要ないとしたらどう思いますか？

科学は「なぜ」を追求する学問です。実際数学や物理学、化学など私の知っている範囲では「なぜ」という問いが研究の原動力となり、学問を発展させて来ました。 ところが高校では大学レベルの知識(例えば量子力学など)は使えませんので、巷の教科書・参考書では本来原理から導かれる(そして導くべき)結果を与えられたものとしてしまっています。これが暗記ものが多いと思われてしまっている原因です。 私は理論物理学の研究者として、場の量子論という量子力学と(特殊)相対性理論を融合させた理論を専門として研究していたこともあって、2年間看護学校で非常勤講師として物理学と化学を教えていました。その際化学の教科書を書き直す試みをしました。そして4つだけのルール(これらのルールも量子力学などを用いてより原理的な部分から、同時に直感的に理解できるような説明を、ただしごまかしなく行っています)を用いて、高校化学に表れるあらゆる化学反応・化学物質の性質を説明しました。 担当していた授業は、薬品などより発展的な内容の基礎を築く為の、また国家試験対策も兼ねた授業だったので、これらの目的でも活用できます。 このテキストで説明している4つのルールを使いこなせるようになれば、未知の化学物質の性質、化学反応も推測できるようになります。したがって大学受験などにも活用できます。