私がソニー(株)において、設計者として中国に駐在していたときに身に付けた不良品対策ノウハウをお伝えします。
中国メーカーで作製した製品や部品に不良が発生する原因や、中国製の製品を輸入して不良品が送られてくる原因は、主に次の2つになります。1つは中国メーカーの製造現場の問題です。もう1つは依頼する日本人側の依頼方法の問題です。
このサービスでは、お客様の不良品の状況をお聞きして、お客様に適した対策方法を「実践的で具体的」なノウハウとしてお伝えします。その方法を実践していただくことによって、徐々にではありますが確実に不良品が減少していきます。
中国で発生する不良品を「中国メーカーの製造現場に問題がある」とだけ捉えてしてしまっては、不良品はなかなか減少しません。それは、私達が製造現場の品質改善を依頼しても、他の企業の製品や部品も扱う中国メーカーはそう簡単には対応してくれないからです。また、春節(中国のお正月)の帰省で、作業者の15%が入れ替わる製造現場には品質改善を期待はできません。つまり、製品や部品を依頼する私達が、中国メーカーへのアプローチ方法に工夫をしない限り、不良品はなかなか減少しないのです。
私は中国駐在中に、300人以上の中国メーカーの中国人と直に接し、1000回以上にわたって製造現場に足を運んで、不良品対策の指導をしてきました。その経験で習得した中国メーカーへのアプローチ方法のノウハウを活用し、帰国後はソニーで、液晶テレビの部品の不良率(直行率)を12%改善し、退職後は中国からの雑貨輸入業社の、中国製部品の品質対策システムを構築しました。
ご連絡をいただいたお客様には、不良品を無くす中国メーカーへのアプローチ方法のノウハウの中で、お客様の状況に最も適した不良対策のノウハウを選りすぐってご提供させていただきます。
中国で不良品やトラブルを発生させる方々は数多くいますが、ごく一部に不良品やトラブルを発生させない方もいます。つまり依頼する側が、中国メーカーへのアプローチ方法を工夫すれば、不良品やトラブルは無くせるということなのです。このことを是非お客様にお伝えしたく、このサービスを始めました。
必ず次の情報をお知らせください。
1) お仕事の形態
(例:日本で設計して、中国で部品を量産して日本に輸入する)
2) 部品や製品の種類と材質
(例:トースターの板金の外装部品)
3) 不良品の状況
(例:傷が多い)
4) 希望する解決後の状況
(例:傷を無くしたい)
お客様が製造を依頼される部品や製品に対して、オリジナルの形状や色などがあり、それに不良がある場合に、ご満足いただけるノウハウのご提供ができます。
お客様が中国製品をそのまま輸入(※)しており、その中国製品の不良(不良の度合いや不良率)に関して取り交わしをせずご購入されている場合は、対策が困難な場合が多くあります。(※お客様のオリジナル印刷などをせず購入のこと)しかし、適切な対処方法をお伝えいたします。