あなたはWEBデザイナーですか。それともHTMLプログラマーですか。
そして、スクリーンリーダーというものをご存じでしょうか。スクリーンリーダーは視覚障害者、特に全盲あるいはそれに準じる人がWEBサイトの閲覧を含むスマホ操作の際に使用する音声アシスト機能です。代表的なスクリーンリーダーとしてiPhone・iPad・iPod touchに搭載されているVoiceOver・ボイスオーバーがあります。手元にiOSデバイスがあれば、「設定」⇨「アクセシビリティ」の中を見てください。いきなりオンにすることはお勧めしません。普通の方がonにすると戻せなくなりますよ。
日本では、総人口のうち約12万人が全盲またはそれに準じるとされています。ほぼ1000人に1人の割合です。その他にロービジョン・弱しといわれる人々、そして高齢者にも「見ること」にハンディキャップがある人々もいらっしゃいます。私を含めてそのような方々がWEBサイトを閲覧するときにお世話になっているのがスクリーンリーダーなのです。私は日本でも屈指のVoiceOverヘビーユーザーです。
しかしながら、ほとんどのサイトはスクリーンリーダーの存在を無視したサイトデザイン・コーディングをしているのが現状なのです。スクリーンリーダーフレンドリーなサイトデザイン・コーディングをしないと、視覚障害者は気軽にサイト閲覧ができないのです。しかし、サイトデザイナー・プログラマーが、ちょっとだけスクリーンリーダーフレンドリーなサイト制作に注意を払っていただくだけで視覚障害者の生活レベルが向上するのです。
WEBデザイナー、WEBプログラマーの皆さん、どうか視覚障害者の存在を忘れないでください。そのようなことに関心を持っていただける方に、WEBデザイン・コーディングに技術者の立場からアドバイスさせていただきます。
ちなみにこのココナラのサイト、アプリは十分満足とはいえませんが、なんとかこのように私にも使えているのですが、ぜひココナラのサイト・アプリのデザイナー・プログラマーにもアドバイスさせていただきたいところです。
なお、大手のWEBサイトでは私が直接にクレームをつけさせていただき、私のアドバイスでかなりスクリーンリーダー・フレンドリーになったところもあります。
例・三井住友カード、全日空、旧ジャパンネット銀行などのサイト。
私はHTML・CSS・PHPの知識はありますが具体的なコーディングの指南はしません。電話によるアドバイスのみです。