あなたのひとりごとを小説仕立て詩にします

お笑いトーク番組出演経験三回の私が、あなたに勇気を与えます

　あなたの喜怒哀楽ひとりごとテーマをお教えて下さい。 　アマチュア作詞家が小説仕立て詩にしてあなたを叱ります。 例　コロナ禍での人間関係 　　　「コロナに負けない人間関係」 僕がマスク無しで　行きつけのスーパーに行くと あるおばちゃんから「近寄らないで」と僕からソーシャルディスタンス 背を向けて向こうに行った 僕はコロナではないが　その言い方はないぜ そのおばちゃんは　痩せこけて背が少し曲がっていて いかにもおびえた様子 そのスーパーはマスクを奨励しているだけで 強制しているわけではない しかし　やはりそのおばちゃんは　 コロナにおびえるあまり　そうした行動を とってしまったのであろう 昔から伝染病はあったが　その恐ろしいところは 身体的な感染よりも　精神がウィルスに感染してしまうところ 被害妄想になったり　あの人があの場所こそが感染クラスターだと いうブラック扱いをしてしまい　人間不信に陥り 自分も人をも信じられなくなる スーパーの帰り　おばちゃんは備え付けの消毒スプレーが 無くなっていることに気が付き　あわてふためいた 僕を見ると、おばちゃんはすかさずバッグの中から　 香水スプレーに入れた消毒スプレーを 僕の腕に　吹きかけようとした 「さっきはゴメンね。私、疾病もちなの だから　あんなきつい言い方をしてしまった」 そうか　おばちゃんもコロナ禍に精神まで むしばまれていたんだな 僕は思わず「消毒スプレーお願いします」と 手のひらを差し出した おばちゃんは 「ありがとうございます。お互いコロナに負けず 日常生活を送っていきましょうね」の言葉を残し 少し曲がった背中で去って行った 僕も年をとるとそうなっちゃうのかな ふとそうなる前に　あきらめかけてた夢は 今のうちにかなえなきゃという 新たな希望のエンドルフィン おばちゃんに心の隅で感謝した