投資銀行ではM&Aの分析に「Merger Model」というモデルが使われますが、今回はシンプルにそのエッセンスが理解できるものを作成しました。
ポイントとしては、負債調達と株式交換のバランスの組み合わせ方によって、EPSの増加・希薄化が分かるようなモデルになっています(感応度分析も入れています)。
負債調達が大き過ぎる金利負担やバランスシートの健全性が損なわれたり、一方で株式調達・株式交換で行うとBS健全性は多少保たれるも希薄化が生じてEPSにネガティブになったり等、この両者の組み合わせも一筋縄ではありません。
つまり、M&Aにおいて、きちんと買収企業のEPSが増加するようなディール・ストラクチャーを考えるために使われるモデルの基本形となります。
投資銀行の業務における基本のモデルになりますので、例えば投資銀行の選考に向けた勉強、あるいはコーポレートファイナンスの勉強などにいかがでしょうか?1シートでシンプルに作成しています。
また、このMerger Modelの発展系が、LBOモデルとなります(別途出品中)ので、投資銀行で使われるモデルを広く学習したい方も利用できるかと思います。
宜しくお願い致します。
※前提として資金調達を行う前提のトランザクションを想定した作り(内部留保はなるべく使わない)になります。
※IFRSベースで作成していますが、日本会計基準にも適合しやすいようにしています。具合的にはモデル上で「のれん」は償却させていないですが、耐用年数が特定できる無形固定資産を償却させています。日本基準にする場合は、おおむね、その部分にのれんをリンクさせればできるようにしています(その他多少は調整が必要ですが大きい影響はないと思います)。
#PEファンド志望者、投資銀行の採用を目指すハイレベルな学生/転職志望者もご活用頂けると思います。
※本テンプレートの転載や再配布等は御遠慮頂きますようお願い申し上げます。
※エクセルシートの送付のみです。
※作成にあたっては注意を払っておりますが、内容や情報の正確性については一切保証しません。また、特定の株式の購入や売却等を勧誘するものではありません。投資に関する決定は利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料の利用によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。本資料はあくまでも教育・学習用のものです。マクロ等を使用しない一方で、モデルや前提条件の設定が簡易になっております点、ご留意ください。