精神科=心療内科を受診されている患者様、もしくはそのご家族の方々、処方されているお薬があまりに多いと感じられてはいないでしょうか?
わが国における向精神薬(精神科のお薬)の多剤併用は社会的な問題となっており、近年、厚生労働省がようやくその重い腰を上げて規制に着手しましたが、学会の反対などもあって現在も実態に大きな変化はありません。
現状では、患者様の側が精神科薬物療法に対して正しい知識と主体性、「患者力」を持ち、主治医に処方薬の整理を求めていくしかないのかもしれません。
ここでは、精神科医の立場から、薬物療法に関する適切な知識を提示することで、そのような患者様のお手伝いをしていきたいと考えています。
もちろん、精神科・心療内科疾患の診断や治療に関する相談にも、広く乗ることができると思います。
他のサイトでも医療相談を行っています。より間口を広げるために、ココナラにも登録をいたしました。
相談については予約制になります。ご了承下さい。
私こと猫山司(ハンドルネームです)が行う電話相談の内容は、医師法第20条と、それを受けた「医師の職業倫理指針」に則ったものとなります。
【無診察治療の禁止(医師の職業倫理指針 - 日本医師会)】
「電話・インターネットなどを介して相談を受けた場合に、具体的な診断を下し、さらに治療方法まで指示するようなことはしてはならない。相談内容から必要性があると判断したときは、医師の診察を受けることを勧めるべきである」
http://www.med.or.jp/nichikara/syokurin.pdf(13ページ参照)
電話越しに申し上げられるのはあくまで参考意見です。 それに基づいて、主治医に相談でき、主治医の協力を得られる、という条件が整っていなければ減薬・断薬は成功しません。現実世界の主治医の協力は不可欠です。
減薬・断薬のご相談をしていただくに当たっては、この点にご留意下さい。