昼の病いと夜の病いがあり、
それぞれの流儀で人間たちを訪れ、
死すべき者たちに苦しみをもたらす――沈黙のうちに。
なぜなら、賢いゼウスは病いに対して
パロール(言葉)を拒んだからである。
ヘシオドス『仕事と日々』の言葉です。
言葉になる手前の、混沌とした感情を吐きだすことはとても重要です。
しかし一人ではそれも叶いません。
混沌をすくいとるには、聞き手が必要です。
私は特別な力は持っていませんし、何かを具体的に治すことはできません。
ただ静かに、誠実に、言葉になる手前の、未整理の声に、耳を傾けさせて頂きます。
職業柄、様々な人々と対話を重ねてきた経験を活かせればと思います。
あわてず、ゆっくりとお話ください。
未整理でも、しっかりとお聞きします。