神崎さんと飲みながら、美玲は神崎の中にいる女性の面影を思うお話:欲に満ちた世界ep16+【朗読動画】
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ブログを閲覧いただきありがとうございます。 youtubeにて「語り部朗読BAR」というチャンネルを運営しております。 自身で小説を書き、声優さんに朗読していただいたものに動画編集をして公開しております。 たまに作者自身の北条むつき朗読もございます。 今回ご紹介の朗読動画は、神崎さんと飲みながら、美玲は神崎の中にいる女性の面影を思うお話です。 良かったら聴いていただけると嬉しいです。・朗読動画もご用意しております。・文字をお読みになりたい方は、動画の下に小説(文字)がございます。◉連続小説ドラマ 欲に満ちた世界作者 北条むつき朗読 いかおぼろ第16話 泣きと私の気持ち「あっ、でもお財布無いし……」「アハハハッ、気にしないで良いよ! 今回は僕の奢り」 夜も深夜になろうとする時間帯。 私は財布も持たずに姉のマンションを飛び出して、コンビニでナンパにあった。そこで大阪に出張で宿泊している神崎さんに遭遇した。 ナンパ男を撃退してくれた上、私は神崎さんに飲み直そうよと誘われた。「軽く一杯だけ付き合ってよ」 そう促され私は、姉マンション近くの最寄駅の居酒屋の暖簾《のれん》をくぐった。季節は夏が終わったというのに、まだ夜でも半袖でもいいぐらいの暖かさ。ムシャクシャしていた私は、神崎さんの誘いに乗った。「伊月さんも羽伸ばそう!」 そんな言葉を言われたら、お酒があまり強くは無い私でも、ちょっと人と話したい思いもあり神崎さんの誘いに乗った。「いやぁ、でもビックリだよ。まさか伊月さんがいるなんさぁ。 僕もね、今日嫌なことがあったって言ったじゃない? だか
0