過去問をする時期・高校受験編
過去問、いつから始めればいいんでしょう?こういう質問をたまに受けます。実際には、この答えは個々による。というのが正解でしょうか・・・。例えば、中学生が高校受験のために過去問をやる場合、早い時期にやろうとしても、習ってない単元が多すぎます。特に数学・理科・社会は習ってない分野をとばしてやるなどしようとしても、おそらく中学生が自分の判断で、どの問題が既習か未修かを見極めるのは難しいと思います。しかも、最近の入試問題は工夫されてたり、融合問題が多かったりするため、「この問題は2年の〇〇の分野」などのように分類するのが難しい場合もあります。つまり、高校入試に向けて勉強する場合、過去問はある程度教科書内容が終わってからが効率的ではないかと思います。もちろん、自学により学校の授業より早く先の単元を勉強してる場合は、時期を繰り上げてもいいかもしれません。ここで注意点ですが、入試がどんなものか?を知るために、多少習ってない部分があっても早くにやらせるべきと考える先生や保護者の方もいらっしゃいます。確かにそういう側面もあり、それが功を奏する場合もあるので全否定するつもりはありませんが、個人的にはあまり賛成ではありません。特に最近の子供たちは精神的にもろい子が多く、単純に習ってないからわからないだけのことでも、とんでもなく自信を無くす子もいます。早く意識させれば入試で有利になるとは限らないのです。まずは基本の繰り返し。しっかりした土台をつくって、入試の前にしっかりと時間をとって過去問に挑戦するのがいいのではないでしょうか?※大学受験編も書くつもりですので、ご期待ください!
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