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キャリアコンサルタント試験対策⑥ サビカス、シャイン、ホール、意思決定の理論、動機づけ理論

1.マーク・サビカスの理論(1947~)1-1)21世紀の労働環境に適したキャリア支援2005年 21世紀にふさわしいキャリア発達・キャリアカウンセリングの理論として『キャリア構成理論』を提唱。 2011年 『キャリア構成理論』に関する集大成『キャリアカウンセリング』を出版。 構成主義(ナラティブアプローチ)を取り入れ、「人は職業行動と職業経験に意味を付与することにより、自らのキャリアを構成する」と考える。 客観的なキャリア(仕事の経歴)より、”意味のあるストーリー”を生み出す1つのまとまりとしての主観的なキャリアを重視する。 現代人が自分を見失わず、変化の多い人生を乗り切る為には、人生のストーリーを自ら創造しなくてはならない。 (1)流動的で不安定な労働環境 労働環境が流動的になるに従い、キャリアの主体は組織から個人へと移動する。 21世紀の労働者の課題は、”変化の多い職業人生をいかにうまく乗り越えるか”。21世紀の不安定な労働環境=脱雇用全雇用者に占める非正規雇用者の割合(日本)1990年20.2%→2018年37.9%(2)ナラティブキャリアカウンセリングの可能性 流動的なキャリアチェンジが一般的になるにつれ、”人生をデザインする”ことを支援するキャリアカウンセリングとして、ナラティブアプローチの採用が増えている。 ナラティブキャリアカウンセリングは、人が自分らしさを維持しながら職業を選択し、働き続ける為に自分のライフストーリーを構成することを手助けする。  1-2)キャリア構成理論~ナラティブアイデンティティ、キャリアストーリー、キャリアテーマ~画像:マンパワー キャリ
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キャリアコンサルタント試験対策⑤ ~ホランド、クランボルツ、シュロスバーグ、ハンセン、社会認知的キャリア理論(SCCT)~

1.ジョン・L・ホランド(1919~2008)の理論スーパーがキャリア・デベロップメントのプロセスについて理論化したのに対し、ホランドはより焦点を絞って個人の性格的特性と、その個人が満足感を得られる専攻科目・職業・労働環境・余暇活動との間にどのような関係があるかを分析。2人の理論は相互補完的なものとなっている。 1-1)理論の概要~スリー・レター・コード①人は子どもの頃、周囲の人々が行う様々な活動に触れる。その活動は周囲の大人の興味や家庭の社会経済レベル、文化や伝統により異なる。②子どもが行う活動は他の子に比べて上手にできる、親等大人からのご褒美(言葉や愛情等)によってプラスに強化されていくものがある。③子どもは興味を持った活動を、上達させようとする。それにより能力やスキルが発達する。④思春期の終わり~青年期にかけて、興味や能力に関連する価値観が発達する。以上のような過程を経て、独自のスリー・レター・コードを持つようになる。《スリー・レター・コードについて》・環境(職業や職場、専攻科目、余暇活動等)も、スリー・レター・コードで説明できる。・自分のスリー・レター・コードは興味があり、能力を発揮できる可能性があり、価値観を満たそうとするもので、人はこれに関連した活動を行おうとする。・自分のコードと職場等のコードがマッチしていれば、自分の職業に満足と安定を感じ、会社への貢献度も高まる。《スリー・レター・コードを知る為には》・”CPS-J”等のアセスメントツールを利用する・キャリアカウンセラーが6つのタイプを説明し、クライエントに自己判断してもらう・訓練を受けたキャリアカウンセラーが判
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キャリアコンサルタント試験対策④ 社会構成主義、ポジティブ心理学、家族療法、日本の理論家、スーパーの理論

1.社会構成主義  1-1)社会構成主義の考え方~ナラティブ・セラピー、ガーゲン、アンダーソンカントやピアジェの提示した現実観を基礎にして、デュルケームによって発展された考え方。 1966年トーマス・ルックマン著「現実の社会構成主義」 1985年ケネス・ガーゲン論文「社会構成主義の理論と実践」「あなたへの社会構成主義」カウンセリングでは、マイケル・ホワイトのナラティブセラピーが代表例。<19世紀終盤~20世紀終盤>論理実証主義、科学経験主義が広まる。経験は科学的に分析・検証可能であり、客観的に真理を打ち立てることができるという考え方↓ <1990年代~>社会構成主義が発展 意味は会話の中で構成され、日常生活の些細なことまで全て、人が認識しているものは社会の相互作用により生成されていると考える。 変化が激しく多様化した時代において、社会構成主義は必要不可欠なものの見方であると言われ始めている。 「”正しいこと””道理””真実””正義”と思っていることが揺るがされ、覆されたら脅威に感じ、さらに強い確固とした絶対的なものを追い求めたくなる。その発想を手放し、物事の捉え方に絶対的なものはなく、全て社会やそこに属する人々が構築しているのであり、全一の経験などない」(ガーゲン1994)「社会構成主義は、私たちが信頼して拠り所にしているものを否定されたような気にさせることがある。何が現実なのか、何が安全なのか、それさえも分からなくなるが、しかし一方で客観性と選択の余地をもたらしてくれる。性的役割・年齢・人種・学歴・宗教・経済に流れる考え方は、一部の人々の苦難だけでなく世界に不公正・対立・紛争
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キャリアコンサルタント学科試験対策③ 発達理論(斬成的発達理論、成人発達理論)、実存療法

1.発達理論(1)「斬成的発達理論」~エリクソン~ 1-1)理論の概要~階層的発達理論、順序的発達理論~発達=個人の心身、社会的関係の変化や変容《発達を構成する要素》・成長/老化:個人の機能や身体的要素を獲得したり、喪失したりすること・成熟:周囲の環境とは無関係に心身が発達することによって、生殖能力を持つこと・学習:個人が周囲の環境から様々な情報を個人の内部に取り込み、理解を通して行動や態度を調整すること《発達観》※1970年代以降、心理学領域でC(生涯にわたる変化の過程としての発達)の研究が進んでいるa.成長過程としての発達生物学的な変化を基盤に体重や身長等、量的に測定できる要素が増加する過程を捉える。成人期以降~加齢による衰退は、発達ではなく老化とする。b.分化-統合過程としての発達ある構造が変換して別な構造へと再体制化を繰り返す過程を捉える。成人期以降も発達は継続する。c.生涯にわたる変化の過程としての発達増加や増大という獲得だけでなく、老化に含まれる喪失の過程・役割の移行等も含む過程を捉える。大きく以下の2つに大別される。【階層的発達理論】発達は上昇的ないし階層的順序で進むという考え方主な理論家:ピアジェ、コールバーグ 【順序的発達理論】発達段階はそれ以前の段階より高い/優れている訳ではないが、各発達段階はそれに先行する段階の積み重ねであり、その次の段階をも内包しているという考え方主な理論家:エリクソン、レビンソン《身体の発達》・第一次性徴:誕生時の生殖器の形態による性の決定・第一の発育スパート:生後1~2年の身体の成長が最も著しい時期・第二の発育スパート:10代前後の
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キャリアコンサルタント学科試験対策② 認知療法、ゲシュタルト療法、行動療法、現実療法、特性因子理論

1.認知療法~アーロン・ベック~精神科医 患者の不安や恐怖が生じる直前の考えに注目し、1970年代に認知療法を提唱。  1-1)人間観人間の認知(自分が外界をどう捉え、どう意味づけするか)が、人の行動や感情に影響を与えている。人間はそれぞれ個々人の認知フィルターを持っていて、それによって外界を解釈するという考え方。   1-2)理論の概要~認知のゆがみ~A:出来事、B:信念、C:感情の考え方はエリスと同様。A(Activathing event or experience):出来事や経験B(Belief system):その人の持つ信念C(Consequence):感情や反応などが生じた、その結果「C(人が落ち込んだりする)は、A(出来事や経験)によってもたらされるのではなく、B(その人の信念、考え方)によるものだ」-エリスの記事より引用-(エリスについては、コチラの記事に書いています↓)【認知のゆがみ】Bを「自動思考」と呼び、これが非論理的で不合理なものになっている状態(偏った意味づけ)《代表的な認知のゆがみ》①選択的抽出:文脈の中から一部分だけを抜き出し、状況全体の重要性を見失うこと<EX.良い面と悪い面の両方の側面があるのに、悪い面だけを取り上げて考える>②恣意的推論:証拠がない場合や、正反対の証拠があるにも関わらず、否定的・悲観的な結論を出してしまうこと③過度の一般化:一部分だけを取り上げて、全ての事柄に当てはめること<EX.一度の失敗で、自分は無能な人間だと思い込む>④拡大解釈や過小評価:失敗などを拡大解釈したり、成功を過小評価すること<EX.些細な失敗を取り返しのつ
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キャリアコンサルタント学科試験対策① 精神分析療法、クライエント中心療法、論理療法

1.精神分析療法(1)~ジクムント・フロイト~ 1-1)理論の概要心の葛藤が身体の症状へと転換する疾患「転換ヒステリー(現在は転換性障害と呼ばれる)」に対しての治療を通して、精神分析を創始したジクムント・フロイト。人は自分自身のことを全て知っている訳ではなく、「私の知らない私」=「無意識」によって動かされている。この無意識の心を探究する方法が「精神分析」であり、それを精神疾患の治療に用いたものが「精神分析療法」である。 1-2)フロイトの理論~局所論、リビドー論、心理ー性発達理論、構造論、力動論~(1)局所論 心の内容物(知識、記憶、連想等)の場所(=局所)を示すもの。 ・意識:通常意識して行っていること・前意識:より意識に近いところにあって普段常に意識されている訳ではないが、容易に意識するコトが可能なもの・無意識:意識していると不快なため、意識から締め出されたもの「抑圧」されたものからなる領域。”無意識”は本人の努力だけではすぐに意識に上らせるのが難しいため、精神分析の方法で意識化させていく。(別名:深層心理学)
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