【鬼滅の刃】竈門炭治郎の魅力考察

記事
エンタメ・趣味
家族を殺された少年と鬼の戦いを描いた人気漫画「鬼滅の刃」

物語の面白さはもちろんですが、何より主人公・竈門炭治郎の魅力が光っています。
鬼の死ぬ際に涙を流す慈悲深さはとても心を打たれました。

この記事では鬼滅の刃「竈門炭治郎」の魅力について解説していきます。

少年漫画らしくないのが魅力な主人公

鬼滅の刃を読んだ時にまず思ったのは、いい意味で少年漫画の主人公らしくないと思いました。

少年漫画の有名なヒーローといえば「ドラゴンボールの悟空」「キングダムの信」「ワンピースのルフィ」など。

彼らに共通するのはヒーローらしい我の強さを持っているところです。

例えば悟空は戦いが大好きなため、目の前の敵を誰かに譲るという気持ちはありません。
周りが何を言っても自分の主張を曲げることはないですよね。

なぜなら主人公はそれが許される立場であり「最大の特権」なのです。
私たち読者も知らず知らずのうちにそれが当たり前だと、刷り込まれていたのでしょう。

ところが鬼滅の刃の炭治郎は少年漫画の主人公としては珍しく譲り合いの精神を持っているのです。

譲り合いの精神をもったヒーロー

大ヒット映画「無限列車」でも炭治郎は主人公でありながら、伊之助を立てるような場面が描かれていました。
魘夢の首を斬るために突き進んでいく中で「親分は俺だ」と主張する伊之助に対して、炭治郎はすんなり「わかった」と返しています。

「骨を断つために呼吸を合わせて連撃しよう」と提案した炭治郎に、伊之助は「褒めてやる」と発言。
ここでも炭治郎は素直に「ありがとう」と感謝を述べています。
ここまで味方のキャラに譲歩できる主人公を今まで見た事がありません。

伊之助との何気ないシーンが、私にはとても衝撃的でした。
いくら性格が良くて優しくても、見せ場では我をつらぬくのが主人公でしょう。
ところが炭治郎はそんな場面でも我が道をいくのではなく味方を立てられるのです。

憎しみより深い愛情

自分が山を降りている間に家族を鬼に惨殺されてしまった炭治郎。
唯一生き残った妹も鬼になる悲劇に見舞われてしまいます。

ここで炭治郎の中に生まれる感情は「憎しみ」「復讐」「悔しさ」でしょう。

炭治郎と同じく家族を殺された有名な主人公といえば「進撃の巨人のエレン」が思い浮かびます。

ある日突然、壁の外からやってきて巨人に母親を食べられてしまうエレン。
復讐に燃える彼は調査兵団に入隊して、巨人を駆逐するため血の滲むような努力を重ねます。

エレンと炭治郎の共通点は「生き残った身内」いることでしょう。

エレンは兄弟のように育ってきたミカサ。
炭治郎は妹の禰󠄀豆子。

炭治郎も家族を殺された鬼に当然ながら憎しみを抱いています。
しかし「妹を守りたい、人間に戻してあげたい」気持ちの方が復讐心より勝っているんですね。

深い愛情こそが炭治郎の優しさの源だと感じます。
だからこそ灰にって散る鬼にも慈悲の心を持てるのではないでしょうか。

鬼滅の刃 炭治郎の考察まとめ

強くて我が道をいく王道のヒーローとは、一味違った魅力をもつ炭治郎。
優しくて妹思いですが意外に頑固な一面もあります。

また、胡蝶しのぶや甘露寺蜜璃など女性隊員と話す時にみせる照れる表情も、少年らしくてかわいいですね!


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す