希少なリードタイプを使って高額商品を短時間で売り切ったHBのレター

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ビジネス・マーケティング
100万円の商品と1万円の商品。

どちらの方が売りやすいと思いますか?

おそらく、1万円の商品だと答える方がほとんどでしょう。

実際、(一般的には)高額な商品の方が成約率が低いという統計が出ています。

この事実は、購入者の立場になってみれば明らかでしょう。

100万円と1万円、どちらの方が気軽に払えるかと言えば、当然1万円の方が払いやすいからです。

では、販売者として高額商品を売りたい状況ではどうすれば良いでしょうか?

難しいセールスだと、ある程度の売上は諦めるしかないのでしょうか?

実は、日本円にして約100万円という高額商品を、2,3ヶ月という期間で60本売り切ったレターが存在します。

売上にすると2,3ヶ月で約6000万円。

つまり、工夫次第では高額商品を短期間で膨大に売ることも不可能ではありません。

では、そのセールスレターはなぜ上記のような圧倒的な数字を出すことができたのでしょうか?

コピーライターHBは何を狙ったのか?

どうやって「高額商品の壁」を壊したのでしょうか?

1つだけヒントを挙げておきますと、そのレターでは日本語ではなかなか見つからない珍しいリードタイプを使用していました。

この記事では、そんな珍しいリードを持ち、短期間で莫大な売上を立てたセールスレターの邦訳と、その私なりの分析を載せています。

分析では、一文一文、レターを書いたコピーライター(このレターだとHB)が

・なぜその文を書いたのか?
・なぜその単語を使ったのか?
・なぜその順番で語ったのか?
・他にも語り得ることは色々考えられるが、なぜそれらは書かなかったのか?

などを考えています。

したがって、この分析に書かれている考え方を応用すると、売れるレターを書くコツが掴めるでしょう。

コピーライティングの書籍を何冊も読んでみたけど、まだイマイチ売れるレターが書けないという方は、書籍で学んだ「原理」が実際に使用されている利用例を見ることになります。

その為、使い方の感覚が掴め、自力で売れるレターを書けるようになるかもしれません。

あるいは、「コピーライティングは配慮からできている」という私の持論を採用するならば、ビジネスに限らず、普段のコミュニケーションにも応用できることになります。

(実際、個人的な話ですが、私は売れたレターの分析から得た配慮の仕方を異性とのやりとりに応用し、結果も出しました。)

なお、これらの分析は、ロバート・コリアーが彼の本の中で提唱している6フレームを私なりに解釈した枠組みに基づいて行っています。

その過程では、世界的コピーライター達が書いたコピーライティングの本にも書かれていないような「原理」も発見しています。

(私流の6フレームにはこれらの「原理」も反映されており、私のコピーライティング理論が深まるにしたがって修正を加えています。

そしてもちろん、このフレームワークを、私はレターの執筆の際にも利用しています。)

私がこのような「原理」の発見ができるのは、本業では理論物理学者をしており、分析的に観察する訓練を積んでいるからです。

また、そうして培った研究方法を応用して、私は独自に言葉の研究を行なっており、普段から1つ1つの言葉・構造が相手に与える影響を観察・研究しているからです。

なお、私は普段は元の英語のレターを分析していますので、ここに書いた分析も英語のレターの分析です。

したがって、英語が得意でしたら、元の英語のレターと見比べながらこの記事を読むことを強くお勧めします。

英語が得意でなくとも、この記事を読めば、コピーライターが配慮していたこと(の中で私がこのレターを分析した際に読み取れたもの)は理解できるようになっているはずです。

では、HBが、一語一語に何重もの意図を込めた、芸術的レターをお楽しみください。  
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